タナゴは意外と身近な存在で、手軽に楽しめる小さなターゲット!ゴールデンウイークにピクニックを兼ねて、家族や仲間と楽しむのにももってこいと言えます。そこで今回から2回に分けて、そんなタナゴの攻略法を紹介します。一回目の今回は淀川のワンドで狙えるタナゴの種類と使用する道具をピックアップしました。
タナゴ釣り
最近タナゴ用品を取り扱っている釣り具店が多くなりましたが、数年前まではタナゴ自体を全く見かけることはありませんでした。
私同様にタナゴを一度は釣ってみたい!と思う人は少なくないはずです。しかし一口にタナゴといってもどんな種類がいて、どのような所に生息し、どうして釣ればいいの?と感じている方は大勢いると思います。今回は、そんな方のためにタナゴ釣りについて少しご紹介したいと思います。
タナゴってどんな魚?
日本に生息しているタナゴは、定着した外来種(亜種)を含めて全部で3属12種9亜種の18種類がいます。これらを「タナゴ類」と呼びます。
・ヤリタナゴ
・アブラボテ
・ミヤコタナゴ
・ニッポンバラタナゴ
・タイリクバラタナゴ
・カゼトゲタナゴ
・スイゲンゼニタナゴ
・ゼニタナゴ
・イタセンパラ
・オオタナゴ
・カネヒラ
・イチモンジタナゴ
・タナゴ
・アカヒレタビラ
・キタノアカヒレタビラ
・ミナミアカヒレタビラ
・セボシタビラ
・シロヒレタビラ
これらのタナゴはいずれも特定の地域に生息し、独自の生態を持っています。
タナゴ釣りのタックル
タナゴ釣る道具は、市販されている1~2m前後の小継ザオを使用します。椅子に腰掛けて一箇所で狙うエンコ釣りの場合、長さが60~90cm程度のもがおすすめです。ミチイトにはナイロンラインの0.4~0.6号のものを使用します。
ビギナーであれば太さ0.3号が扱いやすくおすすめです。慣れてきたらアタリが出やすいポリエステルラインを使ってみるといいでしょう。
ヘラブナ釣りと違ってサオ受けを使うことがないのと、サオも短く軽量なので、パイプ椅子に座って釣るスタイルがメインとなります。そのほか使用する道具類
釣り道具のほかに必要な装備品としては、エサのグルテンを練る計量カップや黄身練り、食わせエサ用のポンプ類、釣ったタナゴをまとめて入れておくバッカン、タナゴを鑑賞するクリアケース、道具をまとめて置いておくレジャーシートなどがあれば便利です。
仕掛けの作り方
穂先にチチワ結びでミチイトを装着し、感度のいい斜め通しタイプのタナゴウキをミチイトに通してウキ止めゴムで固定します。使用するウキ各種
チチワ付きのタナゴ専用テトロンハリスタイプのタナゴバリ(極タナゴ、新半月、三腰)を使うことが多いので、ハリス止めを取付け、タナゴ専用バリを1本ハリス止めに取り付けます。
最後にオモリでエサを付けた時にウキが沈まないようにバランス調整を行えば完成です。難しい場合はタナゴ仕掛けも市販で販売されているのでそちらを使用してもいいでしょう。
淀川水系のタナゴポイント
淀川のワンド群でも気軽にタナゴ釣りが楽しめます。
淀川水系は淀川の本流と繋がった多数の池状のワンドと水路から形成され、様々な水生生物が生息しています。
タナゴには流れを好むタイプと流れを嫌うタイプがいます。ワンドでは、タイリクバラタナゴやカネヒラ、シロヒレダビラが狙えます。