春の陽気になりフィールドに足が向くアングラーも増えてきた感があるが、まだ三寒四温が続き水の中はまだまだ…。ただ、ポイントさえ抑えていれば釣れる確率はグンッと上がる。今回紹介するのは、春のルアーフィッシングで「狙えるものは全て狙っちゃおう」という欲張りなものだ。
メバリング釣行
3月7日午後8時、天草市五和町鬼池方面に到着。爆風の中、初場所でのメバリングだ。常夜灯に照らされていい感じだが釣れたのはアジ3尾。
少しだけ風が落ち着き沖へ投げられる状態になり流れに乗せて沖のブレイクを探るとグンッ!「アジじゃない、メバル」。抜き上げたのは25cmあるアフターのメバル。すぐに写真を撮りリリース。
その後も狙うがサイズダウンして、また爆風になってきたため退散。
エギング釣行
3月20日、夜中に仕事が終わり次はエギングへ。場所は天草市富岡の富岡西漁港。平日ともあってほかのアングラーはいない。すぐに釣りを開始すると沖から潮目が近づいてくる。
「いいね~潮目、流れ、藻場、砂地、カケアガリ、アオリイカの気配ムンムンやんか。」
だがこの潮目には着ついておらず不発。「まぁ底潮も動いて圧があるから釣れるやろ。」30分もしないうちにまた潮目が出てきた「今度こそ!」最初はスラックジャークでやっていたものの明日も仕事のため「遅いな、表層ダートにしよ。」
活性が高ければ中~表層のダートでもくる。
活性が高い個体だけをサクっと釣りたかったので戦術を変えると…「あ~持って行った~アワせきらんだった~。」確実に活性の高い個体はいる。
ここで確信に変わりスラックジャークを捨てすべてダートで誘うと「ん?触った…よし!乗った~あれ?。」重いが引かない。手前に来た途端ジェット噴射!それもゲソ1本で掛かっている。無事タモですくったのは600gほどの雄のアオリイカ。
「できればキロ!」そう思いながらキャストを続けるとデカイカ特有の小さなイカパンチ「来る?来る?来ないんかい!」結局1尾のみに終わり帰路へ。
シーバスゲーム釣行
3月21日、前日から降った大雨で川は濁り海は激変「アオリイカ無理ね、河川シーバス!」上天草市の教良木川河口(倉江川)へ。
釣り場に到着してルアーを付けようとしたらミノーがない「マジ?忘れた!」あるものでやるしかなくリップレスルアーであまり巻かず水面直下をヨタヨタさせていると「グンッ!」
「来た…引かない…ナマズ?」
「ガババッ!良かったシーバスやん!」
タモですくい計測すると55cmのフッコサイズ。
それから最干潮まで粘ったが釣れずに帰路へ。
今回は天候に恵まれず沖磯に渡れずオオモンハタと青物は狙えなかったが手軽に楽しめる身近なターゲットと遊ぶことができたので初心に戻ることができたかもしれない。
皆さんも手軽に狙える身近なターゲットから始めてみませんか?
<週刊つりニュース西部版 APC・日髙隆行/TSURINEWS編>