「釣りには行きたいけど渋滞は嫌!」これがほとんどの釣り人の本音だろう。今回は、東京23区内にある電車で手軽に行けて釣りができる公園を紹介。ゴールデンウィークにおすすめだ!
舎人(とねり)公園
足立区にある舎人(とねり)公園は日暮里・舎人ライナー舎人公園駅下車、徒歩数分で大池が見える。駅から出て大きな遊歩道を進むと池の南側に着く。東側に上部に見える木製の排水口がポイントのひとつ。ただし、ヘラブナ釣りの常連がいることが多い。
また、しょうぶ田があり季節になれば咲きほこるハナショウブを見ることができる。 西側は遊歩道があり、なだらかな傾斜になっていてヘラブナ釣りの人気スポット。ただし、釣り禁止区域があるので注意。 北側にはボサがある箇所があり、そこも小物釣りのポイント。近くにはベンチと併設された灰皿がある。
東側は全体的にアシが生え、浅場になっているが、足場が高く、1.2mほどの高い柵に覆われていて、釣りづらい。釣れる魚はクチボソやモロコ、タナゴなど。
難点は付近に飲食店がないこと。少し歩いたところにコンビニがあり、きれいなバリアフリートイレや飲料の自販機が各所に整備されているので女性も安心。バーベキューエリアがあり事前に予約すれば手ぶらでできるのが嬉しい。(詳細は舎人公園HP参照)。釣りだけでなく、さまざまな広場があるのでピクニックも兼ねて家族で訪れてもいいだろう。
大横川親水公園魚つり場
大横川親水公園魚つり場は都営浅草線本所吾妻橋から徒歩5分。付近にはスカイツリーがあり、釣行前後に寄って観光ができる。近くに飲食店があるので終日楽しめる。
ここは9~17時まで無料開放されているが、竿やエサなどは持参。池は縦長のコンクリート製。水深が1m前後あるので落ちないように注意。鳥よけネットをどかして釣りをする。分からなれば管理人や常連に聞くと親切に教えてくれる。
ヘラブナがメインで地元の人が楽しんでいる
ほかにはコイやクチボソ、マブナが狙える。釣り座用ベンチがあり、座ったまま楽しむことができる。長尺竿が有利で、2.5m前後がお勧め。手前側には30cm以上のコイが多く、仕掛けを切られてしまうので注意。
最近、放流した魚が病死したため、以前より釣りづらい状況のようだ。
釣り場のそばにトイレと手洗い場がある。南には入水して遊べる水路がある。
浮間公園
板橋区と北区にまたがる浮間公園は、JR埼京線の浮間舟渡駅から至近で、とてもきれいに整備されている。駅前のロータリーや付近にはコンビニやファミリーレストランなどはあるが、釣具屋がないので、エサや道具などは事前に購入してから訪れよう。飲み物の自動販売機は公園周辺の道路にある。
池全周で1km前後の遊歩道が整備されていて、自転車や人の往来が多く、木が池の周囲にある。振り込むときに引っ掛けないよう、必ず後方確認をしてほしい。特にサクラで有名な同公園は花見シーズンに混雑するので要注意。
南側は、金属製の柵で囲まれてデッキのようになっている。日陰はあまりなく、日差しが強い。東西両岸は柵があるので、釣りをするのは内側からになる。北側は鳥類保護のため入れないようになっている。
この池ではヘラブナやコイ、クチボソ、タナゴなどさまざまな魚が釣れる。小物を狙う場合は、岸から2m以内にある沈み物周辺や北側両端、アシなどのボサ付近がお勧め。ただし、ここは南風が強いとさえぎるものがないため、釣りにならないことがある。
遊び場やトイレなども整備されているのでファミリーやカップルなどで花見やピクニックついでに楽しめる。
平和の森公園
京浜急行本線平和島駅から徒歩10分にある平和の森公園。高速道路と国道の間にあり、都会の喧騒から離れてこじんまりとした雰囲気のなかで釣りができる穴場だ。
池には釣り禁止のエリアがあるものの、桟橋が整備されているここではタナゴやクチボソ、コイなどが狙える。そばには水道やトイレがあるので移動は少なく済む。また、四方が木や建物に囲まれ風に強い。天候が不安定なこの時期に好適。
タナゴ用の和竿で江戸前の釣りを静かに楽しむ粋な常連もいる。ルールで網の使用と撒きエサが禁止。また、近くで騒いだり水面を木でかき回したりなど、魚が釣れなくなるので子連れの人は気をつけよう。
園内には有料のアスレチックコースがあったり、そばに海苔のふるさと館があったりと一日楽しめる場所になっている。
近くには商店街があり、昔ながらの食堂や喫茶店もあって休憩場所に困らない。竜谷屋が至近にあり、エサ~竿まで一式そろうので手ぶら訪問も可能。
大森駅付近の大倉屋で「こだわりの逸品を購入し楽しんでいる」という人も。同店も一式そろい、お手軽タックル~本格的な和竿や道具まで取り扱っている。釣行前に寄ってみては。
<編集部/TSURINEWS 関東編集部>