お家で水槽を始めてみたい人におすすめなのが「メダカ」。この魚は比較的に丈夫で、アクアリウム初心者にも非常にオススメです。前回の記事「5,000円で揃えるメダカ飼育に必要なアイテム5選(第2回)」でメダカを飼うために必要な5つのアイテムについてご紹介しました。今回はその用意した道具の設置方法やコツをお届けします。
アイキャッチ画像出典:PhotoAC
④石のレイアウト
石を配置するまず最初に大きめの石を水槽に設置しましょう。この石がレイアウトの基準となり、水槽の雰囲気を決めます。
ポイントは「石の向き」です。
角ばっている石を用いる場合は、水槽に入れる前にどの角度が見栄えが良いかを入念にイメージしてください。
水槽の正面に対して石が斜めになるように設置すると、奥行きが出ます。また、丸みのある石を設置する場合は、水槽の真ん中ではなく、少し中心からずれた位置に置くとレイアウトがしやすいと思います。
しかし、丸みのある石は角がないため奥行きを表現しにくく、初心者の方にはあまりオススメしません。最初は、角ばっている大きめの石を用いると失敗しにくいと思います。
⑤水草の植え方
では、買ってきた水草も水槽内に植えていきましょう。買ってきた段階で綿と重りがついている場合は、そのまま水中に入れても大丈夫です。そのまま底砂の中に重りなどが見えなくなるまで、グリグリと真上から押し込みましょう。
しかし、あまりキツく重りが固定されているものは、根に水が通りにくく、茎が腐ってきてしまう危険性があるので、その場合はバラして、底砂に直接植えるのがいいでしょう。
よりかっこよく水槽を仕上げたい方はピンセットなどを使い、1本1本丁寧に水草を植えましょう。
植える深さは3㎝くらいが理想です。
水槽後方の底砂の深いエリアに1㎝間隔くらいで密集させて植えるのがオススメです。その際に植えるエリアが水槽を真上から見たときに三角形になっているとさらに奥行きが出ますので、時間に余裕があるときはぜひ試してみてください。
さらに余裕がある場合は、水草の長さに変化をつけてみるのもいいでしょう。
まとめ
水槽のレイアウトは奥が深く、考えれば考えるほど何が正解なのか分からなくなっていきます。
初心者の方はまずは自分の直観に従ってレイアウトすることをオススメします。また、レイアウト中は性格がかなり顕著に表れます。
短気な人は焦ってレイアウトしがちな傾向があり、忍耐強い方は凝ったレイアウトができるでしょう。
いずれにせよ、自分が納得する水槽であれば次第に愛着が沸いてきます。愛着は丁寧な飼育を繋がってきますので、「レイアウトの段階から飼育が始まっている」くらいの意識で取り組むといいでしょう。
さぁいよいよすべての準備が完了しました。残すはメダカを購入して、水槽に投入するのみです。
次回は元気なメダカの選び方を解説いたします。
意外と知らないメダカの生態を解説 今日からメダカを飼う(第1回)から読む。
<近藤/TSURINEWS・サカナ研究所>