5,000円で揃えるメダカ飼育に必要なアイテム5選(第2回)

家で水槽を始めてみたい人におすすめなのが「メダカ」。この魚は比較的に丈夫で、アクアリウム初心者にも非常にオススメです。前回の「意外と知らないメダカの生態を解説 今日からメダカを飼う(第1回)」では、メダカを飼うため予備知識を紹介しました。今回は実際にメダカを飼うために必要な最低限の道具をご紹介します。

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TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

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飼育に必要なアイテム

タイトルでは「今日からメダカを飼う。」と書いてはいますが、可能であれば、飼育を始めたい日の前日までに「あとは水槽にメダカを入れるだけ」の状態を作っておきましょう。

●マストアイテム

・メダカを飼う容器(水槽)
・底砂
・レイアウト用品(水草・石など)
・餌(エサ)
・水

●便利アイテム

・魚とり用ネット
・水換え用のホース
・バケツ
・水温計
・カルキ抜き(水道水の場合)
・粗塩(病気の時に使用)
・水槽用のライト
・ろ過用のフィルター

この他にもあった方が良い物はいくらでもありますが、これらがあれば、問題なく飼育することが可能だと言えます。飼育しながら徐々にそろえていくと良いでしょう。

①水槽を詳しく紹介

メダカの飼育でオススメなのは、ガラス水槽、アクリル水槽、睡蓮鉢、(発泡スチロール)などの容器です。

どの容器も各々に特徴があるので、自分の飼育する環境や見た目の好みに合わせて選ぶといいでしょう。

●ガラス・アクリル水槽

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室内で飼育する場合は横から観察することができやすいガラスやアクリル製の水槽がオススメです。

キレイな水槽だとインテリア性も高くなり、癒しの効果もあるでしょう。

しかし、外気の影響を受けやすく水温が変化しやすかったり、日光が当たる場所だとコケが大量発生するリスクがあります。

注意深く水槽内の変化を観察するようにしましょう。

●水蓮鉢・発泡スチロール

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外気の影響を受けにくく、水温の変化も緩やかになるので、屋外飼育に適した容器だと言えます。

容器も大きなものが用意しやすく、水質が悪化しにくいので、大量に飼育する場合に向いているといえます。しかし、真上からしか観察することができないため、メダカの変化に気づきにくいです。

また、屋外飼育のため、太陽光によりコケやバクテリアが必ず大量に発生するので水が緑色になりやすいです。

放置のしすぎには注意しましょう。

飼育密度について

容器の大きさについては、泳がせたい匹数に応じて変わります。

飼育密度が高くなると、水槽内が酸素不足になったり、メダカの成長、産卵に悪影響を及ぼす場合があるので、飼育数には注意してください。

容器の容量がわからなかったり、どれくらい入れていいのか分からなくなった場合は、「1Lに1匹」を目安にしていただければ、問題なく飼育が行なえます。

水が多いほど水質も悪化しにくい上、水温の急激な変化も起こりにくくなるので、初心者の方は横幅30cm程度の容器で10匹位から飼育を始めると良いでしょう。

②水質を整えよう

メダカ飼育を始める前にあらかじめ水の準備をしておきましょう。

水道水にはカルキと呼ばれる塩素が含まれており、人が飲んでも問題ありませんが、魚にとっては有害です。

バケツなどに水を張り、日の当たるところに一日以上放置しましょう。用意する量は飼育する容器に入れる水の1.5倍量くらいがオススメです。

市販でカルキの除去剤も売っていますが、適量を守らないと魚に害を与えてしまう可能性があります。まずは、自然の力に任せるのがいいでしょう。

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③底砂を選ぶ

容器の底には底砂を敷いてあげましょう。

メダカの水槽に土や砂を入れると、以下の効果があります。

・水質浄化のためのバクテリアが繁殖する
・水草が根を張ることができる
・水槽が華やかになる

などの利点がありますが、特に重要なのがバクテリアの繁殖についてです。

バクテリアは、生き物にとって有害な窒素化合物などを分解してくれるので、水質の安定には欠かせない存在です。メダカを長く飼育するなら、土や砂は入れておきたいところです。

しかし、どんな砂でも入れてもいいわけではありません。

園芸用に売られている「肥料を含む土」はメダカに悪影響を与える可能性があるため、使わないようにしてください。

以下のデメリットが想定されます。

・メダカにとって有害な成分が含まれている可能性がある
・水質を悪化させる可能性がある
・水中の富栄養化が進み、コケが大量に発生する可能性がある

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底砂選びの際には上記に注意をし、水槽にあった底砂を選ぶようにしましょう。

④水草や石も入れよう

メダカはもともと田んぼや川の流れの緩やかな場所で生活しています。

彼らにとって水草は、休む場所だったり、驚いた時に隠れる場所だったり、産卵の場所だったりしますし、メダカが活発に活動する日中、水草があると光合成によって酸素を供給してくれます。

また、水草の表面には水中のゴミや苔の元が付着するため、水槽の水を透明にし、フィルターの浄化能力を高める役割をはたします。

水槽に入れることは必須ではないですが、メダカの快適な生活のためにはぜひとも入れてあげてください。

購入する場合は、水中草ではマツモやアナカリス、水上草ではホテイアオイなどが安価で初心者にもオススメな水草です。

ホームセンターなどで購入する場合は3株くらい用意するといいでしょう。

田んぼや川で採集した水草を使用する際は、農薬や他の生物の卵が付着している可能性がありますので水洗いした後、水を張った別容器に1週間ほど浸けてから本水槽へ移すといいでしょう。その際、害虫がついている場合もあるので念入りに手で取り除きましょう。

また、魚は人からの視線を感じるとストレスを受けてしまいます。

大きめの石などを入れて、死角を作ってあげることも大事です。

外で拾ってきた石を入れる場合は、事前に天日で干し、微生物を駆除してから水槽内に入れましょう。

⑤エサ

メダカのエサは水面にしばらく浮いている物がいいので、フレーク状のものがオススメです。

メダカは小さな魚ですので、メダカ専用のエサを使用するか、または指先などで細かくすりつぶして食べやすくしてあげてください。稚魚のエサについては、さらに細かくすりつぶしたパウダー状にしたものが望ましいです。

市販のエサには魚の体調面を考慮していろいろな栄養が含まれているのでおススメですが、食べ残しが多いと、水質の悪化や富栄養化が進みコケが繁殖しやすくなってしまいます

エサは1日2回(朝方と夕方)くらいで、食べきれる量をあげましょう。目安としては、メダカ10匹に対しひとつまみ程度のエサをあげましょう。

食べきれなかったエサが水底に沈むようなことがないようにしましょう。

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