魚がいないのではなく「絞り込めない」? 海水温28℃の港でライトゲームに苦戦

魚がいないのではなく「絞り込めない」? 海水温28℃の港でライトゲームに苦戦

8月30日の夜、谷川港ナイトゲームの部。デイゲームではライトショアジギングでエソ3匹とメッキをキャッチしたものの、期待していたタチウオの回遊はなかった。そこで夜はターゲットを切り替え、ライトゲームでアジやセイゴなどを狙ってみることにした。夜の港は昼間とは雰囲気が大きく変わり、常夜灯周辺などには小魚が集まり、それを狙う魚が入ってくる可能性もある。実際にアジとセイゴの反応は得られたが……厳しいものがあった。

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ショア ソルトルアー

デイゲームからナイトゲームへ

昼間のライトショアジギングを終え、そのまま谷川港でナイトゲームへ移行することにした。同じポイントでも夜になれば魚の動きは変わる。昼間はメタルジグで広く探ったが、夜はライトゲームタックルで、より細かく魚の反応を探していく。狙いはアジを主に、港湾部でライトゲームの対象になる魚すべてだ。

夜の釣りでは常夜灯の明暗や岸壁際、潮の流れなど、魚が集まりそうな場所を意識する。ただ、ポイントに入った時点で「ここを通せば釣れる」という確信があったわけではない。まずはキャストを繰り返しながら、魚がどこにいるのか、どのレンジに反応するのかを探っていく。

魚がいないのではなく「絞り込めない」? 海水温28℃の港でライトゲームに苦戦まずは常夜灯周りを打つ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

アジ、セイゴが登場

釣りを始めると、アジとセイゴが反応してくれた。魚そのものはいる。これは今回の釣りで確認できた大きなポイントである。ライトゲームではアジがいるだけでも期待できるし、セイゴが入っていればルアーへの反応も得やすい。

魚がいないのではなく「絞り込めない」? 海水温28℃の港でライトゲームに苦戦アジ、小さい!(提供:TSURINEWSライター井上海生)

しかし、今回欲しかったのは単発の釣果だけではなかった。同じルアー、同じレンジ、同じ操作で魚が続くような「パターン」を見つけたかったのである。

魚がいないのではなく「絞り込めない」? 海水温28℃の港でライトゲームに苦戦セイゴもきたけど単発(提供:TSURINEWSライター井上海生)

パターンを作れない

今回の最大の問題は、魚が釣れてもその後が続かないことだった。アジが釣れたからといって、そのレンジを繰り返し通せば次々とアジが食ってくるわけではない。

ライトゲームでは、魚が釣れたことそのものより、「なぜ釣れたのか」を考えることが重要だと思っている。表層だったのか、中層だったのか、ボトムだったのか。ワームのカラーなのか、サイズなのか、リトリーブ速度なのか。それらを一つずつ整理していけば、その日のパターンが見えてくる。

ところが今回は、そこまで明確な答えを出せなかった。

魚がいないのではなく「絞り込めない」? 海水温28℃の港でライトゲームに苦戦むなしい釣果(提供:TSURINEWSライター井上海生)

海水温が高すぎる?

この日の海水温は28℃。かなり高い水温である。もちろん28℃だから必ず魚が釣れないという単純な話ではない。実際にアジもセイゴも反応しているため、魚が完全に動かなくなっているわけではない。

ただ、25℃を超える高水温の時期は魚の動きが安定しないと感じることがある。魚がどのレンジにいるのか、どこで餌を食べるのかが日によって変われば、前回釣れたパターンをそのまま当てはめることが難しくなる。

今回も「魚がいない」というより、「魚がいる場所と食い方を絞り込めない」という印象だった。アジがいる、セイゴもいる。それなのに連続して釣れない。この状況を考えると、高水温も一つの要因として考えてみたくなる。

魚がいないのではなく「絞り込めない」? 海水温28℃の港でライトゲームに苦戦カマスも単発(提供:TSURINEWSライター井上海生)

釣果よりもパターンを求める

筆者はライトゲームにおいては、単純に魚を何匹釣ったかだけではなく、「パターンを作れたか」を意識している。たまたま1匹釣れたのと、「この条件ならこの魚が食ってくる」と分かったうえで複数匹釣るのでは、同じ釣果でも意味が違う。

今回のアジも、魚の存在を確認するという意味では十分な釣果だった(魚影はきわめて薄かったが)。しかし、そこから先へ進めなかった。

晩夏の谷川港をどう攻略するか

昼と夜釣ってみて、状況を考えると、今の谷川港は「魚がいない海」ではなく、「魚はいるが、狙いを定めるのが難しい海」と考えた方がいいのかもしれない。特に海水温28℃という条件では、魚の動きを一日単位で見ながら、その都度釣り方を変えていく必要がありそうだ。

次にここへ入るときは、まず季節の移ろいを待ちたい。高水温期が終わり、海の状況が変化したときに、今回見つけられなかったパターンが見えてくるのか。その変化も含めて、これからの谷川港を追っていきたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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