群馬と埼玉の県境にある神流湖(下久保ダム)で、舟に乗らず桟橋から手軽に狙えるのをご存じだろうか。群馬県側のダムサイト近くにある神流湖観光ボート桟橋がそれだ。エメラルドグリーンの湖水にポツンと浮かぶボート桟橋だが、網中でもないのに魚影がすこぶる濃い。20~30枚は日常で、日並みがいいと束釣りも楽に狙える。釣り方はチョウチンが主流だが浅ダナも成立するので、好みの釣り方とエサで数釣りが楽しめる。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部)
神流湖の概況
神流湖(下久保ダム)といえば関東地方では屈指の貯水量を誇る。そのダム湖が今年は雨不足の影響でずっと低水位続きだった。釣り場(ボート乗り場)がある観光ボート桟橋は平常値からはるか下に位置し、上から見るとまるでダムの底にポツンとあるかのごとくだった。釣りにはさほど影響ないとはいえ、これでは乗っ込みなどの季節ローテーションがうまく機能しないはず。
駐車場から望む(提供:週刊へらニュース編集部)ところがここにきて大雨が降ったおかげでダムの水位は一気に10m以上も上昇。乾いた雑草地に水がかぶり、季節外れの乗っ込みが始まってしまったらしい。取材日の数日前まで大ハタキだったそうなので、無事にヘラの卵がかえってくれることを祈るばかりだ。
さて水位が大きく変化したあとの釣況だが、桟橋釣りに大きな変化は見られないとのこと。ただし水位が増えたことで桟橋全体の位置も変わり、底釣りの水深が大きく変わってしまったのは仕方のないこと。とくに岸向きは減水中に伸びた草が残り、現状では釣りにならないと思っていい。また舟釣りも草が邪魔をして魚はいても釣りが成立するかどうかは怪しい。しかし草刈りなど道具立てさえしっかりすれば、思わぬ大釣りが待っているかもしれない。ただ現状では残草の影響がない桟橋釣りが、もっとも安定した釣果が出ていることは間違いない。
ポイント
作図上、A~C桟橋と仮称させてもらう。
各桟橋の概況(作図:週刊へらニュース編集部)A桟橋
岸向きは水中の草木でほぼほぼ釣りにならないが、草がない所が見つけられれば高釣果は期待できる。沖向きはほかの桟橋同様に安定してウキは動いている。ただし、日中は逆光でウキが見にくい。
B桟橋
ウキがよく見える岸向きが人気。水深が深く、24尺を出しても底には届かない。それ以上の長竿は未調査のため不明。沖向き四角マス内になるので、風が吹いても波が立たないので釣りやすい。
C桟橋
岸向きが人気で記者もここに来るとよく入るエリア。渡り桟橋の際を狙うのも面白い。沖向きは完全な本湖エリアになり、風が吹くとすぐに波立ってしまうが魚はいる。過去に竿11尺沖向き浅ダナの両ダンゴで大釣りを経験したことがある。内向きに比べて型もよく面白い釣りをさせてもらった。
渡り桟橋は釣り不可(提供:週刊へらニュース編集部)なお全桟橋共通で万力を取り付ける受け木が付いていない。丈夫なスノコが用意されているのであぐらスタイルの人は、これを利用するといいだろう。
釣り方とエサ
現状の水位と桟橋位置だと、A桟橋以外底は取れないので釣り方は宙釣りがメインになる。
四角マスの中はおだやか(提供:週刊へらニュース編集部)チョウチン
もっともポピュラーな狙い方で人気もある。釣れても釣れなくても長竿でやりたいという人が多く、まれに竿の林になることも。エサは両ダンゴが主流で、ほかにはトロ掛けなど。意外かもしれないが、この時期でも両グルテンが効く時があり、これがハマると両ダンゴよりカラツンが少なく数が伸ばせる。ただしジャミが多い時はその限りではない。
竿は10~24尺。好みのタナ(長さ)で始め、ウキの動きを見つつ適正ダナを探るのが面白い。
浅ダナ
やる人は極少数だが、ハマるとチョウチンよりも数は伸びる。ただしリスクは大きい。水質がクリアな時ほど避けたほうが無難で、濁り気味なら逆にチャンス到来だ。タナは1本半~2本から入り、魚が上がる気配があるならウキ下もそれに合わせて浅くしてみよう。エサが丸見えでも釣れる時があるが、大抵はエサが隠れるギリギリの深さが限界だ。竿は9~13尺でエサは両ダンゴが面白い。
底釣り
A桟橋の一部なら底が取れるポイントがある。ただし減水時に生えた草木が枯れ草として残存し、底は取れたとしても釣りにならない可能性もある。1本バリなどで探り、底や周辺を調べてから本格始動するほうが無難だろう。エサは両ダンゴがグルテンセットで、できるだけウキの位置がチョウチンになる竿長を選択したい。
<週刊へらニュース・編集部/TSURINEWS編>
神流湖
料金(入釣料込み):桟橋¥2000、舟¥3000。舟釣りはライフジャケット必携。

