近年、人気が急上昇しているハゼをルアーで釣るハゼクランク。
「入門編」では、基本的なタックルセレクトをご紹介しました。
今回は、よりハゼクランクフィッシングを楽しむ為のおすすめアイテムをご紹介をします。
水中が良く見える偏光サングラス
偏光サングラスは通常のサングラスとは違い、水面で反射する余計な反射光線をカットして、水面や水中がとても見やすくなるサングラスです。
ハゼクランクは、基本的には浅場を狙うため、目視も可能な釣り。
ハゼの活性が高いと、ルアーの後ろをハゼが何匹も足元の波打ち際まで追いかけてきます。
その中の一匹がルアーにアタックしてきたり、とんでもない所からいきなり襲いかかってきてヒットします。
見えていると「おっ!喰え!!」というドキドキ感があって楽しさ倍増です。
更に、追いかけてくるのに喰いが悪いときもルアーの動きはよく見えているので、一瞬止めてみたり早く巻いてみたりと、自分なりの技の研究ができるようになります。
ただ釣るだけではなく、ハゼがヒットするまでを楽しむことができるようになります。
また、岩が沈んでいたりするのも見えるので、ルアーが引っ掛かるのを回避することもできます。
偏光サングラスの金額は、安価な物から高額な物までいろいろあり、オススメはTALEX社のレンズを使用している偏光サングラスですが、なかなか高額で3万円程してしまいます。
手が出ないという方は、安価の物でも大丈夫なので自分に合った偏光サングラスを探してみてください。
楽しさが倍増しますよ!
安全に楽しむ為のフローティングベスト
ハゼクランクは浅場の河や河口域で狙うことが多いと思います。
しかしいくら浅場とはいえ、水辺では思いがけない事故が起こるなど危険も伴います。
より安全に釣りを楽しむ為に、フローティングベストは必須です。
ライフジャケットともいいます。
ベスト型になっているフローティングベストを想像する方が多いと思いますが、自動膨張式フローティングベストというコンパクトな物もあります。
これは水に落ちたときに自動でベストが膨張して浮くもの。
船釣りで使用している方が多いフローティングベストです。肩から掛けるタイプと腰に巻くタイプがあります。
また、手動式のベストもあります。
価格は6000円程~数万円の物まであるので自分に合ったものを選びましょう。
もちろんベスト型、膨張式型、どちらを使用しても大丈夫です。
行動範囲が劇的に広がるウエーダー
ウエーダーとは、水の中に入っていけるように腰や胸まで伸びた胴長靴です。
シーバスアングラーや潮干狩りで使用する方も多いと思います。
ナイロン製で透湿素材のウエーダーは蒸れにくくなっているので、夏でも快適に過ごすことができます。
ウエーダーを履けば水の中もなんのその。岸からでは攻められなかったポイントを探ることができて、行動範囲が格段に広がります。
しかし、いくら水が入ってこないとはいえ水中の地形が分からないままズカズカと沖へ行こうとすると、深みにハマってしまったり、アカエイに刺されてしまったりと怪我をしてしまうこともあります。
水流は膝下くらいの深さでも身動きができなくなるほど力強いもの。フローティングベストも着用のうえ、十分に注意が必要です。
そこまで用意しなくても、という方は長靴を履くだけでも泥などの汚れを防げるので便利ですよ。
水に入る必要がない場所では、もちろんサンダルでも大丈夫ですが、フックが刺さったりしないよう十分気を付けてください。
ハゼを元気に生かしておけるビクやバケツ
ハゼは釣れたらすぐリリースしてもいいですが、天ぷらや唐揚げにすると独特な豊かな香りと旨味が広がる、たいへん美味しい魚でもあります。
意外に思われるかもしれませんが、実は高級魚です。
食べるのに持ち帰りたい!
釣れたハゼを生かしておきたい!
最後に数をカウントしてからリリースしたい!
そんな時に便利なのがビクやバケツです!
ビクは網状になっているので、陸では近くの岩や杭に引っ掛けて使います。
水の中に入るウエーディングの場合は、腰に引っ掛けておくとハゼを元気に生かしておくことができます。
ハゼ用なので小さいタイプが使いやすいですよ。
安価な物で十分使用できますし、ビクは手作りで作っても面白いと思います。
ハゼを元気に生かしておきたい時は非常に便利です。
バケツも折りたたみ式のモノが釣り具店に売っています。
ただしバケツを使う場合はあっという間に酸素が尽き、高温期には物凄い勢いで魚が弱るので注意が必要です。
最後に
持ち帰る際は、保冷剤が入ったクーラーボックスに入れて持ち帰れば美味しく食べることができます!
クーラーをがっつり冷やすには凍らせたペットボトルを入れておくと便利ですよ。
ちなみにこのときハゼが水浸しにならないように注意してください。
特に真水は浸透圧で身が水を吸ってしまうため、ジップロックなどにまとめてタオルでくるむなど、氷と直接触れないようにするのもコツです。
その他に、夏は日差しが強いので帽子を被ったり、水分補給をしたりと暑さ対策をしっかり行ってください。
ひと通りの道具が揃ったら、いよいよ釣り開始です!
砂や泥で形成されているようなシャロー(浅場)の河口域を狙っていきますが、色々なポイントが存在します。
「次回」は、釣り方とポイント選びなどをご紹介します。