全国で人気急上昇中!「アユルアー」釣りってどんな釣り?【タックル・釣行装備・釣り方を解説】

全国で人気急上昇中!「アユルアー」釣りってどんな釣り?【タックル・釣行装備・釣り方を解説】

近年人気急上昇中のアユルアー。「清流の女王」とも呼ばれる美しい鮎を、手軽なルアータックルで狙える釣りとして注目を集めている。すでに挑戦したことがある方もいるのではないだろうか。今回は、これから始めたい方や初心者向けに、アユルアーについて詳しく解説していきたい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版・桑原一幸)

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アユ釣り 淡水の釣り

アユルアーを始める前に

アユルアーを解説する前に、まず知っておきたいのがアユ釣りのルールやマナーについてだ。アユが生息する河川の多くには漁業権が設定されており、河川ごとに漁協が管理を行っている。天然ソ上が多い河川であっても、漁協が放流を行い資源管理しているケースがほとんど。そのため、鮎釣りを行う際には、事前に遊漁券を購入する必要がある。

最近ではスマートフォンのアプリで遊漁券を購入できる河川も増えており、コンビニなどで取り扱っている場合もある。釣行前には必ず確認し、遊漁券を購入した上で釣りを楽しみたい。

全国で人気急上昇中!「アユルアー」釣りってどんな釣り?【タックル・釣行装備・釣り方を解説】事前に確認しよう(提供:週刊つりニュース関東版・桑原一幸)

アユルアーが出来るエリア

また河川によっては、「トモ釣り専用区」と「アユルアー可能区」が明確に分かれている場合も多い。どこでも自由にアユルアーができるわけではないため、エリア区分をしっかり確認してから入川することが重要だ。中にはトモ釣りとアユルアーの両方が可能なエリアも存在する。

周囲との距離感

アユルアーはリールを使用する釣りのため、ラインを送り込めばかなり下流までルアーを流すことができる。しかし、必要以上にラインを出してしまうと、他の釣り人とのトラブルにつながる可能性が高い。

トモ釣りでは「サオ2本分は間隔を空ける」のが基本とされる。一般的なアユザオは約9mあるため、18m前後の距離感を意識したい。もちろん混雑した河川や小規模河川では難しい場合もあるが、周囲との距離を意識するだけでも不要なトラブル防止につながるだろう。

アユルアー釣りのタックル

アユルアーで使用するタックルは、各メーカーから専用モデルが発売されているため、それらを使用すると扱いやすい。ロッドは9f前後の軟らかめの専用ロッドが使いやすく、シーバスロッドやエギングロッドでも代用可能。ラインはPEライン、またはフロロカーボンラインを使用する。

PEラインであれば0.4~0.8号、フロロカーボンラインであれば4~6p前後が扱いやすいだろう。

全国で人気急上昇中!「アユルアー」釣りってどんな釣り?【タックル・釣行装備・釣り方を解説】専用タックルもある(提供:週刊つりニュース関東版・桑原一幸)

PEラインを使用する場合は、先端に3~6lb程度のリーダーを1ヒロほど接続し、その先にルアーをセットすれば完成だ。

アユ用のルアー

ルアーについては、アユを掛ける専用のイカリバリを装着できるアユルアー専用モデルが、各社から発売されている。浅いポイントではミノーやシャッドタイプ、水深のあるポイントではバイブレーションタイプなど、ポイントに応じて使い分けると良い。

特に重要なファクターが、しっかり底付近までルアーを送り込めること。アユは石についたコケを食(は)むため、ルアーも底付近を意識して操作することが釣果への近道となる。

アユルアー釣行の装備

アユルアーは比較的手軽な釣りだが、川へ立ち込んで流れの中で釣りをする以上、安全面を軽視することはできない。渓流釣り経験者であれば分かると思うが、川底の石は非常に滑りやすい。サンダルなどでの釣行は危険なため、アユ釣り用のタビやウェーディングシューズなど、フェルト底の滑りにくいものを使用したい。

浅い河川ではウェーダーなしでも釣りは可能だが、ハーフパンツなど肌の露出が多い服装は避けた方が良い。転倒時のケガ防止や日焼け対策として、アンダータイツなどを着用すると安心だ。専用品の中にはヒザパッド入りのものもあり、快適性も高い。

全国で人気急上昇中!「アユルアー」釣りってどんな釣り?【タックル・釣行装備・釣り方を解説】初期は小型が多い(提供:週刊つりニュース関東版・桑原一幸)

引き舟

また、釣ったアユを活かしておくための引き舟があると便利。引き舟を使用する場合はアユベルトも必要になる。クーラーボックスで管理する場合は必須ではないが、アユを生かしたまま持ち運べるため便利なアイテムだ。

偏光グラスも有用

その他、川の中を見やすくする偏光グラスや、熱中症対策、落石対策にもなる帽子はぜひ着用したい。

アユの習性

釣行する河川や装備の準備が整ったら、次はアユの習性について知っておきたい。

アユは石についたコケを食べる魚で、流れが当たる石周りをナワバリにする習性がある。特に水通しの良い場所にある石の周辺は、アユが着きやすいポイントだ。

アユは気に入った石を見つけるとナワバリを形成し、侵入してきた他のアユを追い払おうとする。この習性を利用したのがトモ釣りであり、アユルアーも基本的な考え方は同じ。ルアーをナワバリ内へ侵入させ、アユに攻撃させて掛ける釣りとなる。

全国で人気急上昇中!「アユルアー」釣りってどんな釣り?【タックル・釣行装備・釣り方を解説】パターンをつかんで連発(提供:週刊つりニュース関東版・桑原一幸)

つまりトモ釣り、アユルアーを問わず、アユがナワバリを形成していることが釣り成立の前提条件となる。例えば大雨によって石についたコケが全て流され、川底が真っ白になってしまった場合や、逆に渇水状態が続いてコケが腐ってしまった場合は、アユの活性が落ちて釣果が落ちてしまうケースも多い。

アユが着いている石は、アユがコケを食んで磨かれることで「茶色く光る」ように見えることがある。トモ釣り師はこうした石色を見てアユの有無を判断している。

ただ、慣れないうちは見分けるのも難しいため、反応がなければ見切って移動することも重要。場合によっては大きくエリアを変えるなど、アユのいるポイントを探し続けることが釣果アップにつながる。

アユのいる場所

「アユは石を釣れ」という言葉があるように、流れが当たる石周りにナワバリを作っていることが多い。特に水通しの良い場所、流れに変化がある場所、瀬の中の石周りなどは好ポイントとなる。

全国で人気急上昇中!「アユルアー」釣りってどんな釣り?【タックル・釣行装備・釣り方を解説】石の色を見てみよう(提供:週刊つりニュース関東版・桑原一幸)

ただし、アユの着き場はその日の水量や天候によって変化することも多い。反応を見ながらポイントを探っていくことが好釣果への近道だ。

全国で人気急上昇中!「アユルアー」釣りってどんな釣り?【タックル・釣行装備・釣り方を解説】変化がある場所が狙い目(提供:週刊つりニュース関東版・桑原一幸)

アユルアーの釣り方

基本的な釣り方としては、狙いたい石の上流側、または横に立ち、ポイントへルアーを送り込んでいく。ルアーをキャストしたら、アユがナワバリにしていそうな石周りでルアーを止めるように操作するのが基本。アユはナワバリへ侵入してきたものを追い払う習性があるため、ポイント内でしっかりルアーを見せることが重要となる。

上流へキャストして操作する方法もあるが、初心者は下流側へキャストし、流れを利用しながらポイントへ送り込む釣り方の方がイメージしやすいだろう。

全国で人気急上昇中!「アユルアー」釣りってどんな釣り?【タックル・釣行装備・釣り方を解説】下流を向いて釣ることが多い(提供:週刊つりニュース関東版・桑原一幸)

浅いポイントではフローティングタイプのルアーを使用すると扱いやすい。キャストが苦手でも、川の流れに乗せながら自然にポイントへ送り込めるため、初心者にもお勧めだ。

逆に水深がある場所や流れが強い場所では、沈みやすいバイブレーションタイプなどを使い、しっかり底付近を攻めたい。

アユがヒットしたら

アユがヒットすると、想像以上に強いアタリが出ることが多い。ポイントが近ければ、アユがルアーへ体当たりする様子や、掛かった瞬間に反転する姿を目視できることもある。

トモ釣りでは掛かったアユを一気に抜き上げる場面もあるが、アユルアーでは無理に水面から抜き上げない方が安心だ。ヒット後は、流れの緩やかな場所へアユを誘導しながらゆっくり寄せ、近くまで来たらタモですくうのが確実。水面から強引に抜き上げると、仕掛けが緩んでバレてしまうことも多い。

また、アユは意外と身切れしやすい魚でもある。特にシーズン初期の若アユは身が柔らかいため、強引なやり取りは禁物。ラインテンションを保ちながら、無理をせず丁寧にやり取りしたい。

アユルアー釣りの魅力

アユルアー最大の魅力は、何といっても手軽さにある。私自身トモ釣りも楽しんでいるが、トオ釣りは専用タックルや装備など揃えるものも多く、どうしても敷居が高く感じられる釣りでもある。

その点アユルアーは、比較的シンプルなタックルで始められ、仕掛けも分かりやすい。気軽に河川へエントリーできることは大きな魅力だ。

全国で人気急上昇中!「アユルアー」釣りってどんな釣り?【タックル・釣行装備・釣り方を解説】ルアー選択も大事(提供:週刊つりニュース関東版・桑原一幸)

もちろんポイント選びやルアー操作、状況判断など奥深い要素も多く、簡単な釣りというわけではない。しかし、遊漁券を購入する際にオトリ店や釣具店で情報を聞けば、丁寧に教えてくれることも多い。

アユ釣りのシーズンは地域差こそあるものの、概ね6~9月ごろ。真夏の強い日差しの中で楽しむ釣りにはなるが、川へ立ち込みながら楽しむ時間は非常に気持ちが良く、夏を感じられる最高の釣りのひとつだ。この夏、ぜひアユルアーにチャレンジしてみてほしい。

<週刊つりニュース関東版・桑原一幸/TSURINEWS編>

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