初夏の海に、柔らかな南風が吹き始める頃――。砂浜や堤防では、「ブルブルッ」と心地よい引きを楽しませてくれるシロギスの便りが増え始める。だが、毎年「まだ早い」「急に釣れ出した」という声が入り混じるのもこの季節。果たしてキス接岸の本番はいつなのか。水温、潮、ベイトの動きから、初夏のシロギス事情を追った。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターHAZEKING)
キスはなぜ岸へ寄るのか
シロギスは水温上昇とともに浅場へ接岸する。
浅場に接岸(提供:TSURINEWSライターHAZEKING)主な理由は、
・産卵行動
・エサとなるゴカイ類の活性上昇
・浅場の水温安定
とされる。特に砂地が広がる海岸や河口周辺では、群れがまとまって接岸するケースが多い。
ゴカイ(提供:TSURINEWSライターHAZEKING)接岸の目安は「水温20℃前後」
本格化の一つの目安は海水温20℃前後。18℃を超える頃から釣果が出始め、20~23℃付近で一気に数釣りシーズンへ入る傾向がある。
シロギスが接岸する(提供:TSURINEWSライターHAZEKING)伊勢湾周辺では、
・5月下旬=釣れ始め
・6月中旬以降=安定
となる年が多い。
梅雨時は「近場」が熱い
梅雨入り後は濁りや波気が入り、キスの警戒心が薄れることがある。
シロギスキャッチ(提供:TSURINEWSライターHAZEKING)河口横/小規模サーフ/港内の砂地などでは、意外な近距離で良型がヒットすることも。遠投一辺倒ではなく「足元から探る」のも初夏攻略の鍵となる。
漁港内(提供:TSURINEWSライターHAZEKING)群れが入る日は突然やってくる
キスは回遊性が強く、前日まで不調だった場所で突然群れが回ることも珍しくない。朝夕の時合いや潮変わりで一気に食いが立つケースもあり、「今日はダメ」と決めつけないことが重要だ。静かな砂浜に広がる波音。
シロギスゲット(提供:TSURINEWSライターHAZEKING)その下では、初夏を迎えたシロギスたちが岸近くを回遊している。本格接岸は、水温とともにこれから加速していく時期。柔らかなアタリを感じるたび、海が夏へ向かっていることを実感させてくれる。
数釣り(提供:TSURINEWSライターHAZEKING)動画で見る
<HAZEKING/TSURINEWSライター>


