今夏一度釣行してどっぷりハマった富山県・富山湾の夜タチウオ。ジギング、テンヤ、テンビンと好きな釣り方で狙え、どれも一筋縄ではいかない奥深さがある。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・原田順司）
TSURINEWS編集部
富山湾でテンヤタチウオ釣り
今回は11月22日の深夜便で釣行。出船が午前1時ということで、21日の午後9時ごろに出発。東海北陸道、北陸道を使えば2時間半ほどで到着する。
お世話になったのは夏にも乗船した射水市新湊のジョイベースから出船しているシーアース。タチウオだけでなく、アオリイカやアカムツ、アマダイなど旬のターゲットを釣らせてくれる遊漁船だ。
12時半ごろに到着すると、すでに乗船場には6人のアングラーの姿。早速準備を整え、釣友を左舷ミヨシに並んで釣り座を構えた。
釣行開始
港を出てわずか10分でポイントに到着。左手には点滅する新湊大橋が見えている。暗くてよく分からないが、岸も近いようだ。
この日はテンヤとジギングで挑む予定だが、夏に仕込んだ塩イワシがしこたま残っていたので、まずはテンヤから開始することにした。
船長の指示ダナは40〜60m。65mまで落として、小刻みにシャクりながら誘い上げてくる、すると、早くもフワッとテンションが抜けるアタリ。すかさずアワせるが空振り。次のアタリも掛からず。回収すると、イワシが見るも無残な姿になっていた。
指3本半幅タチウオがヒット
素早くイワシを付け替え、再び65mまで落とす。時折シェイクを入れながら誘い上げてくると、50mでゴツンとアタリ。どりゃ！とアワせるとドスンと重量感。にやにやしながら上げてくると、指3本半ほどのタチウオ。
気のせいかもしれないが、富山湾のタチウオは他海域に比べて引きが強いような……。そのおかげかサイズ感が違っていて、上げてくると思ったより小さいと思うこともあった。
1匹目は早々にキャッチ（提供：週刊つりニュース中部版APC・原田順司）天秤は順調
早々に1匹キャッチして意気込むが、ここからが修行。左隣のテンビン釣法のアングラーは最初こそ苦戦していたものの、途中から無双状態。次々に大小のタチウオを抜き上げていく。
魚はいるのだ。アタリも出る。それを掛けられないのだから、言い訳のしようがない。隣の釣友はジギングも試しているが、こちらもなかなか苦戦しているみたい。
リーダーをつかんで一気に抜き上げる（提供：週刊つりニュース中部版APC・原田順司）4本幅タチウオをキャッチ
どうにかこうにか6匹ほど釣り上げたところで空が白々としてきた。時計は午前6時。集中していたせいか、あっという間だ。
ここでリフトさせたテンヤにガツッとバイト。思い切りリールを巻いてフッキングすると、今日イチの重量感。バレないよう慎重に巻き上げると、銀色に輝く指4本級！ようやくサマになる1匹が出てくれた。
朝マヅメになんとか1匹をキャッチ（提供：週刊つりニュース中部版APC・原田順司）最終釣果
でもその後もイワシを食い逃げされまくって、7時に終了のゴング。釣果は7匹と撃沈。でも他の人は軒並み20匹前後の釣果。完敗です！
富山湾のタチウオは、来年2月ごろまで続くとのこと。当然リベンジ！ちなみに釣友は3匹（笑）。2人そろって富山湾の洗礼を受けたが、当然2人してまた行くぞ！と話しながら帰路に就いたとさ。
悶絶しながら釣った１匹は何よりうれしい（提供：週刊つりニュース中部版APC・原田順司）
＜週刊つりニュース中部版APC・原田順司／TSURINEWS編＞
