仕掛けを投げ、魚が掛かるのをひたすら待つだけの釣りは苦手……。そんな筆者が考えたのが、直リグ+冷凍アサリ=『アサリグだ』。「攻め」のアサリグでチヌを狙った模様をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田中優丞)
冷凍アサリを持って浜名湖へ
10月11日。この日は自宅で冷凍庫の整理をした後、ゴロゴロして過ごす予定だった。が、しかし…出てきてしまった。いつ買ったのかわからない業務スーパーの冷凍アサリだ。何ヶ月、いや何年前のやつだろうか。とにかく捨てるのはもったいない。そこで、急きょ浜名湖鷲津へ出撃。
直リグ+冷凍アサリ=アサリグ
さて、釣り場に到着したはいいが、筆者はエサ釣りが好きではない。というより嫌いだ。待つだけの釣りは性分に合わないし、なによりエサよりルアーのほうが実績がある。そこで思いついた!
当日の釣り場(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)直リグにアサリを付けたリグ、略して【アサリグ】だ。これならこちらからガンガン攻められるだけでなく、釣り場の見極めも早い。筆者のポリシーは攻めて攻めて攻めまくること。さっそくキャストして実釣スタートだ。
悪魔的発想のアサリグ(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)へダイにチヌがヒット!
まさかの一投目でアタリが。それほど強い引きではないため、一気に巻き上げる。すると、揚がったのはヘダイ。大きくはないが、食べてもいいサイズ。とりあえずキープ。
ヘダイをキープ(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)続けて投げると、今度はなんと本命のチヌが釣れた。しかし残念!筆者はチヌを求めて丸一年浜名湖に通い詰めているが、小チヌは認めないためカウントせず。
チヌはリリース(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)エサ取りの猛攻にお手上げ
その後は小チヌの群れに遭遇したのか、怒涛のエサ取りラッシュに見舞われた。着底した瞬間にエサだけ取られるのが、ラインを通じて手に伝わってくる。アワセようとしても、これは乗らないということだけは直感でわかった。
集団エサ泥棒になす術なくアサリをすべて奪われ、ここでアサリグ釣り終了。チヌはアサリが大好物というのは本当だったようだ。このリグを使えばチヌの居場所を素早く見極めることができると確信した実験だった。
あっという間にエサがなくなった(提供:TSURINEWSライター・田中優丞)<田中優丞/TSURINEWSライター>


