近年日本では「マイワシ」豊漁のニュースが多い。新潟県上越エリアだけでもかなりマイワシ・カタクチイワシなどが増えてきていると感じる。本記事では釣り人目線で見た2025年秋までのイワシたちの様子をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・ハマゴウ)
釣りへのイワシ回遊の影響
最後にイワシの影響を受けているパターンや釣り物を紹介しよう。上下浜や直江津港第三東防波堤などでは、3~5月頃に主にブリ・ワラサなどのフィッシュイーターがマイワシの群れと共に接岸して釣れるパターンがある。
上下浜では過去4年程はこの大物が釣れるパターンがほぼ成立していなかったが、2025年は数年ぶりに上下浜にカタクチイワシとマイワシが打ち上がり、サーフからワラサが釣れた日があった。
イワシが増えればフィッシュイーターも積極的にイワシを追いかけても良いように思われるが、以降ぱっとせず実感としてはイワシが増えて良い影響が増えたかというとサーフではまだいまひとつといったところ。
大型青物の可能性
直江津港第三東防波堤では6月初旬頃にカタクチイワシ・マイワシに着いたワラサが数年ぶりにルアーで釣れた。
堤防・上下浜ともに過去に春のイワシパターンがあった頃は4月~5月くらいにパターンに入ることが主だったが2025年は6月に釣果が聞かれたのでパターンとして遅め。しかもカタクチイワシとマイワシの混合なのではっきりマイワシのおかげというわけでもなくはっきりしない状況。
ただベイトを追いかけてショアから大型フィッシュイーターが再び釣れる機会が出てきたことは良い兆候かもしれない。
ワラサ(提供:TSURINEWSライター・ハマゴウ)シーバスへの影響も
イワシパターンで影響が出ているパターンに冬のハタハタパターンシーバスがある。海水温のせいなのか沿岸ではハタハタやその卵がほぼ見られない年が続いており、その代わりにイワシパターンが11月後半で完全に終わることなくそのまま春まで続くような事が多くなっている。
シーバス(提供:TSURINEWSライター・ハマゴウ)マグロの幼魚が増えた
他に、カタクチイワシを追いかける魚に変化が見られている。その魚はメジマグロ(クロマグロの幼魚)。近年40cm位のメジマグロが沿岸部で釣れる機会が圧倒的に増えています。(※注意、クロマグロは遊漁者による小型魚の採捕は禁止、釣れても30キロ以下は全てリリースです、初めて生きている幼魚を見るとカツオっぽく見えるので注意が必要)
10年ほど前には、ほぼ見かけないし釣れるとも聞かなかった。2022年秋頃から顕著に見る機会が増え、ボート等で沖に出船している釣り人だけでなく一部の堤防やサーフからでも釣れる日が出てきています。
2025年9月後半も堤防で釣れた日があった。釣れてしまうパターンとしては、9~10月頃カタクチイワシやシラスを追いかけているショゴやイナダ・ワカシを狙っているとその群れに混じっているメジマグロが釣れてしまうか、あるいはナブラを追いかけているフィッシュイーターの正体がメジマグロで、そのナブラにルアーを投げると釣れてしまうといった状況。
秋にショゴなどが釣れる際にメジマグロもいる(提供:TSURINEWSライター・ハマゴウ)メジマグロが釣れる理由
メジマグロを見かける機会が増えたのは、イワシの影響でなく水温の変化、暖流・寒流の変化の影響、マグロ資源保護などの要因が重なった結果沿岸でも見かけるようになったからだと考えられる。
結果として近年は沿岸部で9月頃からカタクチイワシを追い回すフィッシュイーターにメジマグロが参加するようになった。カタクチイワシの方に影響が出るかもしれないが現状だとなんともいえない。
イワシだけでなく海の様子が今までとは変わってきていて先行きが読みにくい状況が多くなっている。そんな状況の中でもターゲット魚種だけでなく他の魚の主なベイトになる「イワシ」の量の増減にも注目してみるとより釣りが上手く組み立てられるかもしれない。
<ハマゴウ/TSURINEWSライター>

