シーバスを初ヒットさせるまで1年、その後なんと10年以上もキャッチできなかった。そんな過程を経て、シーバスを狙い70cmUPをキャッチ成功するまでの道のりをお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・ハマゴウ)
パターンを組み立て直す
10年以上経ち、他の釣りでの経験値がついて考えと見方が変わり、さらに偶然シーバスを春に釣り上げている釣り人を目撃して思い込みが消えることになった。筆者が昔シーバスが釣れた場所の近辺でたまたま4月頃にシーバスを釣り上げる釣り人を見かけた。
春の時期にこの場所で釣れることに驚愕し、ベイトはカタクチだと思うと釣り人から聞いた。シーバスの釣れる光景を目撃し、どうやらパターンを組み立てて狙えば釣れるようだと考え直すことになった。
その後しばらくタイミングが合わず釣りができなかったが、先述の釣れなかった原因をすべて改善し10月になってから同じ場所で潮回りの良さそうなタイミングで狙ってヒラメとダツを釣り上げることができた。
その後一番釣れると思っていた11月には釣行できなかったがミノーを使い、ベイトをイメージすればシーバスが釣れそうだと思うことができた。
ついに初シーバスをキャッチ!
翌年2025年6月、春にシーバスが釣れていた場所へ。そのサーフに直接カタクチイワシは見られなかったが、付近のサーフではカタクチイワシが打ち上がったウロコの痕跡があったため期待しながら釣り開始。
使用したルアーはカタクチイワシだけでなくマイワシが沿岸部で見られているという状況を考えて、シマノサイレントアサシン140mmマイワシカラーを選択。
サイレントアサシンのマイワシカラー(提供:TSURINEWSライター・ハマゴウ)ポイントに入ってミノーを投げ着水後しばらくただ巻きをしていると、重い海藻が引っかかったような感触を感じ、海藻かもと思いつつも一応アワセる。
アワセを入れると、なんか動いているぞ!?と思った途端、シーバスがエラ洗いをして水面に飛び出している姿を目撃!
フッキングも成功
遠目で見てもデカいサイズでビビりながらも、竿先を下げてできるだけエラ洗いを阻止する。しかし竿先を下げた後も何回も跳ねトレブルフックが外れないかと心臓バクバクに。
何回か走られながらも寄せてくるとそのまますんなりと岸へ上がる。過去の教訓からしっかりとフッキングできていたため引きずり上げた後もフックは外れなかった。
68cmシーバス浮上!
10年越しに初めて釣り上げたシーバスのサイズは68cmでコンデションの良いシーバス。初めて釣り上げたサイズが過去一のヒットサイズでもあり驚きと共に喜びを感じられた。
初シーバスは68cmだった(提供:TSURINEWSライター・ハマゴウ)食味も抜群
持ち帰って捌き、胃袋の中を見てみると入っていたのは消化の進んだ3匹のマイワシ。カタクチイワシは胃袋の中に見られず。ベイトは想定の範囲内でその点が確認できたことにも満足できた。
刺身にして食べると釣る前には想像できなかったくらい身に脂が乗っておりその点についても初シーバスを楽しむことができた。
まさかの2日連続キャッチ!
興奮冷めやらぬ中、翌日も天候が良かった為再び釣りへ行くとカタクチイワシがポイント付近を群れで泳いでいた。追いかけられている様子はなく悠々と泳いでいるのであまり期待せずに開始。
しばらく投げ続けていると大型のボラが元気よく跳ね始め、これでは釣れないかなーと思っていながらミノーを巻いていると突然吸い込まれた感触がありフッキングすると激しいアタリが!掛けてからかなり走る個体だったが、あまりエラ洗いをしなかった為に難なくキャッチ成功。
前日釣り上げたシーバスよりもすこし細い印象を受けたが長さはあると感じて測ってみると72cm。2日連続でいままで10年近く釣り上げられなかったシーバスを釣り上げ、更に4cm自己記録更新でき十分に満足できた。
翌日に72cm自己記録を早くも更新(提供:TSURINEWSライター・ハマゴウ)パターンを理解すれば釣れる
捕食しているであろうベイトを見極めて、適切な速度で適切な場所にルアーを通せば釣れるという至極普通のことが大事だということをシーバス釣りを通じて理解できた。
後日同じパターンで更に1匹キャッチ、7月頃にバラしてしまったがスピンテールジグで予想外のヒットを出せたりした。まだまだ違うパターンの釣れ方もあるはずなのでこれからはシーバスを狙って釣っていけるようにしていきたい。
<ハマゴウ/TSURINEWSライター>


