猛暑のなか伊勢市・宮川へウナギ狙いで釣行。入手困難なアケミ貝を確保して挑んだ結果、良型を含むウナギ4匹をキャッチし、さらに53cmの年無しクロダイも登場した。エサ選びの重要性を改めて実感できた釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
宮川でウナギ釣り
8月2日、伊勢市の宮川へウナギ狙いで釣行した。前回同様アケミ貝は入手困難な状況だ。暑さのためアケミ貝は深く潜ってしまい、なかなかとれないらしい。この猛暑は当面続くと思うので、このエサ不足はすぐには解消されないだろう。
本紙に掲載されているエサ店に電話で確認。まだあるという店を見つけて早速向かった。店主の話では、量は少ないが入荷はしている、だが大きさはそろえられないとのこと。
貴重なアケミ貝を入手できただけでもありがたい。今日の釣りに大いに期待して宮川へ向かった。
夕方でもかなり暑い
この日はとにかく暑かった。名古屋市内では車の温度計は41度。三重県内でも38度。尋常ではない暑さだ。
現地には午後5時ごろに到着。すでに夕方だが気温は34度。いつもは多少は涼しい夜釣りだが、川辺でも30度まで下がらず、風も微風でじっとしていても暑い。クーラーボックスには氷と水1L、お茶1.5L、炭酸飲料、凍ったお茶などを準備したが、すべて消費してしまった。
この暑さにかかわらず釣り人が準備を始めていた。同じウナギ狙いのようだ。だが前週より人数が少ない。暑さのせいなのかもしれない。
釣り場風景、風がなく夜も暑かった(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)釣行開始
釣り開始は午後5時30分。日差しはまだ強い。エサだけ取られるが明確なアタリはなし。
仕掛けを回収するとハリスが絡んでいた。これは掛かったウナギがローリングしてハリスが絡まりハリから外れた痕跡。そういえば5分くらい前に穂先がピョンピョン動いたが引き込まれなかった。あのタイミングだったんだ。
ウナギへアプローチはできている。あとは焦らずに食い込むのを待つだけだ。
当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
ウナギをキャッチ
日没のタイミングでサオが大きく曲がり、アベレージサイズのウナギをキャッチ。その後はエサだけ取られる状態が続き、完全に暗くなってから良型のウナギをキャッチした。アケミ貝効果だろうか。やはりエサは大事だと実感した。
50cmオーバーキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)53cm年無しクロダイもヒット
ここで突然サオごと持っていかれるような大きな引き。リールを巻くとかなりの手応えを感じる。ウナギなら超大型だ。
大物に違いないと慎重にリールを巻いて魚との間合いを詰めると、現れたのは良型クロダイ。計測すると53cmあった。
50cmオーバーの年無しクロダイ登場(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)最終釣果
ウナギ狙いでは、クロダイ、キビレ、スズキなど本命としてもおかしくない魚が釣れる。これがウナギバリを使用しない理由の一つだ。ゲストといってもこれだけ大きいと釣り応え満点だ。
この後もアタリは続き、最終的に4匹のウナギをキャッチ。エサが残るようになった午後10時すぎに納竿した。
釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)釣果の決め手はエサ
前回は良型のウナギ1匹だったが、今回はエサを入手できたことが釣果に直結した。宮川ではアケミ貝だが、河川によって当たりエサは異なるので注意が必要だ。
今日の格言は「エサの入手からすでに釣りが始まっている」ということだろう。再びウナギをキャッチできて大満足だ。
<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
宮川

