今回お世話になった船が、石川県・凪紗丸さんです。凪紗丸さんは、輪島でも有名な釣り船の一つで、アラジギングにスロージギング、今回のマハタジギングで、釣果をSNSで発信しています。特にアラが有名で、自己記録を更新するチャンスです。今回は高級魚マハタをジギングで狙い、根周りを攻略し、無事に3.3kgとチカメキントキ1.2kgをゲット。その時の様子をレポートしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)
筆者もキントキをキャッチ
キントキが上がったので自分も少し上の棚まで探ってみます。ジグはブリードの「ゴラッソ180g」。カラーはゼブラグローシルバーホロです。
チカメキントキゲット(提供:TSURINEWSライター荒木清)フォールなど強いこのジグを15m上まで誘い、フォールでアタリが出るように、フォールはフリーフォールで落とし、アタリを取ります。3mまで早めのワンピッチで上げ、そこからスローに誘い上げます。そこから一気にジグを落としジグに自然な動きをさせ、キラキラ&ゆらゆら系でキントキにジグを見つけさせ、リアクションバイトで誘う釣り方で狙います。
すると、フリーフォールで糸が止まり即合わせします。すると重みと、引きを感じ、上がってきたのは良型の1.2kgのチカメキントキです。この魚はあまりスーパーなどで見かけないと思いますが、刺し身に塩焼き、煮つけなども最高に合う魚です。
根掛りを回避するために
この日も根掛に苦労した方も多いと思いますが、自分はこの日一回も根掛りをせず、ロストも0、根周りを狙うマハタジギング。どう根掛を回避したら良いのか、自分事ですが、気を付けていることがあるので、参考になるか分かりませんが、やり方を少しご説明したいと思います。
1.底に着くであろう所から少しきつめにサミングし始める
2.着いたと同時にクラッチを即切る
3.ジグを早めに上げる
きつめにサミング
なぜきつめにサミングをするかというと、即底に着いたことを目感度、手感度で感じ取るためと、ジグを岩の隙間や、障害物の隙間などに、勢いよくジグを落とさないためです。根周りの餌釣りをやっていると分かると思いますが、たまに落としたオモリが、そのまま障害物などにハマり、根掛りなんてこともあります。
ジギングの様子(提供:TSURINEWSライター荒木清)ゆっくり、そっとジグを落とすことにより、魚にアピールするほか、すぐに岩などの感覚が伝わり、根を回避する確率が上がります。針の大・小なども変えても回避することが可能ですが、針掛かりが甘かったり、大型だと伸ばされることもあるため、注意が必要です。
着底からのクイックアクション
マハタはジグを追っかけ、口を使うことが多いため、着底すぐにクイックアクションを入れます。着底と同時に早めにワンピッチを入れることにより、ジグをキラキラとフラッシング効果と共に波動でマハタに気づいてもらうと共に、捕食のスイッチを入れるため、根掛りを避ける目的でもあります。
3.3kgマハタが浮上!
時間も中盤にはいり、底を重点的に狙います。着底→即ワンピッチ(3m)→スローピッチの繰り返しで5m上げてきます。すると、3m切ったところでジグに違和感。
この時、ジグを甘噛みしたのか、手元に「ガサガサ」と伝わってきたので、そのままスローピッチでアクションを入れていると「ズドンッ」と竿先が入り、即合わせを入れるとパワーのある暴れ方をします。
良型マハタキャッチ(提供:TSURINEWSライター荒木清)ゴリ巻きをして根から外します。一気に真下に持っていくパワーはマハタと確信。慎重にやり取りして上がってきたのは、自己新記録の3.3kgの大型です。最高の1匹を手にできたことに、最高の感動を手に入れたのです。
Zさんにウッカリカサゴ
Zさんにこの日初ヒットとなったのが、ウッカリカサゴの良型です。ジグは「ブリード・ボッコーネCB」175g赤金。
ウッカリカサゴ確保(提供:TSURINEWSライター荒木清)このジグはヒラヒラと落ちていき、魚の捕食をそそるアクションや波動を海の中で奏でます。Zさんは根掛を防止するために、フロントに針をつけての実釣です。

