以前から寒ブリ狙いの電動ジギングの予定を組んでもことごとく中止になっていたが、今年は念願かなって1月7日に人気船の秀幸（福岡市中央区・伊崎漁港）で釣行できることになった。
TSURINEWS編集部
ランガンスタートは対馬沖から
前日の釣行ではブリはまったく釣れなかったという嫌な情報を聞いて少しテンションダウンしたが、そこは釣らせると有名な船長なので、きっと釣らせてくれるだろうという気持ちで臨んだ。
タックル図午前7時に港に集合し、すぐに出船。
船長に新年のあいさつをして状況を聞くと「前日はまったくブリが釣れなかったのでなやみそうですが、頑張ってワイドにランガンしてみます」と頼もしい言葉。
港を離れ、小呂島を越えたぐらいから波も少し高くなり、全然ナギの予報と違う感じで、2時間かけて長崎・対馬沖に到着。
船長のフォローでブリ！
ドテラ流しで釣りを開始すると、同船者にすぐにアタリが。
上がったのは座布団（ざぶとん）級のヒラメで、10kgのモンスターだった。しかし後が続かず、ランガン開始で七里ヶ曽根方面へ。
同船者に8kgほどのブリがヒットするが、私にはアタリもなく……。
見かねた船長が、船長考案カラーのジグを貸してくれ、船長のアドバイス通り200mまでラインを出してみた。
すると、すぐにヒットし、上がってきたのは7～8kgクラスのブリだった！
ヒラマサポイントへ移動
さらにランガンして、1流しで同船者にマダイ交じりでブリやヤズが数尾釣れ、船長からの「このままブリを狙いますか？」という問いかけに、全員が「釣れる魚を釣りたい」ということで、ヒラマサ狙いの場所に移動することになった。
粘らずに、さらに次の場所に到着してランガンすると、型はさまざまだがヒラマサやヒラゴが入れ食いモード。
しかし、私はこの入れ食いに乗り遅れ、バラシ1回と、何とかヒラゴを追加して、午後5時になったので納竿となった。
同行した古西先輩も渋い状況の中で何とかヒラゴを釣っていた。
厳しい釣りだったが、何とか全員安打となった。
前日まったく釣れていなかったせいか、ほかの遊漁船の姿は見えなかったが、そんな中でも全員安打にさせる船長はさすがだ。
渋い中でも満足な釣果
釣った魚はすべて船長とスタッフが約1時間かけて神経ジメと血抜きを丁寧にしてくれ、私の釣果のうちブリを友人に、ヒラゴを弟にお裾分け。
船中の釣果帰ってから、正月前のシケたときに巨大な船団がブリを根こそぎ持っていったとの話を聞き、ブリの釣れなかった原因が分かった。
これから少しずつ回復すると思われるので、次回リベンジしたときにまた報告したいと思う。
同船は、乗り合いで電動ジギング・手巻きのどちらでも可能。優しい船長とスタッフが七里ヶ曽根～対馬沖まで遠征し、午後5時（状況によって変わる）まで釣らせてくれるのでオススメだ。
ぜひ読者の皆さんもチャレンジされてみてはいかがだろうか。人気船のため、予約はお早めに。
＜週刊つりニュース西部版 吉田勇／TSURINEWS編＞
