今回のヤエン釣りは、三重県内の複数ポイントを転戦する展開に。夕マヅメは尾鷲で特大アジに苦戦しつつも、なんとか1杯をキャッチ。朝マヅメは不調のサーフを見切り、初場所へ移動してから連続ヒットに成功した。釣果は計3杯と控えめながら、手応えと発見のある充実した釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)
朝マヅメにサーフへ
仮眠後、お馴染みのサーフへ移動。不調続きだった朝マヅメに変化がないか確認することにした。
アタリがない原因が判明
サーフで朝マヅメ少し前から釣りを開始。しかし、アジが大きすぎたせいかエアーポンプの送風量が足りず、数匹が弱り気味になっていた。弱ったアジを優先して投入したが、すぐに死んでしまい、アジの残数がどんどん減っていった。
朝マズメを迎えたので、できるだけ元気なアジを投入したが、依然としてアタリはない。やがて沖合に漁船が現れ、漁師が網を回収する作業を始めた。
この時、ポイントの不調の理由がはっきりした。沖に網が入っており、アオリがこちら側に回遊してこなかったのだ。だが、漁師は仕事で生計を立てており、自分は遊びなので、仕方のないことだと思った。
初場所へ移動
釣れないとわかっている場所に居続けても意味がない。思い切って以前から気になっていた初場所へ移動することにした。
入りたい場所に先行者
気になっていた場所に到着すると、すでに車が停まっており、ポイントには先行者がいた。ポイント内の別の場所に道具を置いてから、先行者の様子を見に行くと、ちょうどアオリとのやり取りの最中だった。
しばらく見守っていたが、残念ながらバラしてしまったようだ。やり取りが終わったところで挨拶をし、話しかけてみた。すると、自分が道具を置いた場所と、先行者がいたポイントで朝マズメに5〜6杯の釣果があったという。
貴重な情報を教えてもらったことにお礼を述べ、自分の場所に戻った。
ポイントを譲ってもらえた
しばらくすると、先行者が近くの気になる磯場へ移動するとのことで、ポイントを譲ってもらえることになった。話しかけていなければ、譲ってもらえなかったかもしれない。釣行者同士、挨拶と交流の大切さを実感した。
1kgのアオリイカを手中
ポイントに入ってから1時間ほど経った頃、ふと目を離していた間にアジの動きが止まり、穂先が少し張っているように感じた。竿を持つと、アオリのジェット噴射が始まった。
竿に重みが乗ると同時に走る個体だったので、慎重にやり取りを行い、ラインが出されながらも早めにヤエンを投入。じっくり送り込んで穂先の動きでヤエンの到達を確認し、アワセを入れた。
上がってきたのは約1kgのアオリだった。
1kgのアオリイカをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)
最後にアオリイカ追加
最後のアジを泳がせておき、道具を片付けて少し離れた車まで荷物を運んで戻ってくると、竿が少し吹っ飛んでいた。実は自分はよく、最後のアジの時には「釣り人の殺気を消す」ために、わざと竿を放置してポイントを離れることがあるのだが、そろそろやめたほうがいいかもしれない。
竿を持つと、根掛かりのように重く、魚のような引きもあったため「大きな根魚が根に入ったか」と思い、強引に巻いていると、突然重みが軽くなった。海面に現れたのは、なんとアオリだった。
すぐに目の前でアオリを確認できたのでヤエンを投入。アワセを決め、無事にキャッチすることができた。
今年は釣行回数が減りそう
私事になるが、4月から勤務状況が変わり、遠征を伴う釣行が難しくなりそうだ。なんとか釣行しやすいよう、状況を改善する方向で計画中である。
今回の最終釣果(提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)<ナカイカ/TSURINEWSライター>

