潮干狩りの一番の目的は、なんといっても本命の貝をたくさん採ることに尽きます。デカいヤツを見つけた時、アサリが溜まっているコロニーを見つけた時は、いくつになっても……アラフィフになってもアドレナリンが出まくり(笑)しかし、珍しい生物?と出会えた時も、これと同等かそれ以上に興奮してしまいます!
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
近寄りがたい生物も
生命に溢れた干潟。無論人間にとって危険な生物、毒を持った生物も住んでいます。
モミジガイは体内にフグと同じ毒がある(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
アカクラゲは絶対に触ってはいけません(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
アカエイ(の死骸)尾の付け根に毒針あり(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)干潟は野鳥の宝庫でもあります
三番瀬に潮干狩りに行く人種は、大きくて二つに分かれるようです。片方は熊手やジョレンと塩を持った人たち。もう片方は高価そうな一眼レフカメラを持ち、何故か金田一耕助がかぶるようなお釜棒帽?チューリップハット?をかぶった人たち。そう、バードウォッチングをこよなく愛する人たちです。干潟に食料調達をしにやってくるのは人間だけではありません。
ふなばし三番瀬環境学習館にて(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)ここは鳥たちにとっても食料の宝庫。そして、干潟にはレアな鳥もやってくるようです。……と、それっぽく書いておきながら、筆者は鶏と鴨と七面鳥以外、鳥に関してほぼ興味がないので……詳しくは割愛させてください。
風向きによっては飛行機も間近に
腰が痛くなって伸びをすると、必然的に空を見上げます。すると、正に羽田に着陸しようとする大型旅客機が車輪を出して低空飛行。着陸ということでスロットルは絞っており、爽快な爆音こそ聞こえませんが、大型旅客機の腹を眺めるのは圧巻の一言。こんな光景を見ることができるのも三番瀬ならではなんです。
ただし毎度というワケではなく、飛行機は基本向かい風で離着陸するので、羽田空港の北側に位置する三番瀬の上を低空で通過するのは南風の日のみ、ということになります。因みに筆者はボーイングやエアバスと言った大型ジェット旅客機よりも、今は商業運航を終えてしまった、全日空の小型プロペラ機(56人乗り)が好きで、これを見つけた時は心が躍りました。
景色がよく見える、激レアの高翼機!(提供:海上保安庁HP)この飛行機は150人乗りのボーイング737を小型機扱いする羽田空港にしてはそもそも「激レア」で、「あれに乗れば三宅島に行けるのかな」(実際は羽田~函館、秋田、高知路線が多かった)なんて思うと、釣りが好きな筆者としては心が躍る、というよりも癒されていたような気も。今ではその名残で、更に激レアの、海上保安庁が所有する同型機(ボンバル300)をたまに見つけては興奮しています(笑)
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>

