「手が小さい人はご用心?」釣れた魚を掴む『フィッシュグリップ』の選び方

「手が小さい人はご用心?」釣れた魚を掴む『フィッシュグリップ』の選び方

ライトゲームをするときに必須の「魚つかみ」がフィッシュグリップだ。各社から様々なフィッシュグリップが出ているが、ちょっとした問題を抱えたものでもある。実は、アングラーの手のサイズによっては大きすぎることがあるのだ。知人女性のSさんに協力してもらい、適切なサイズを考えてみた。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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フィッシュグリップでかすぎ問題

筆者が使用しているのは「ガーグリップ」というフィッシュグリップで、結構他のアングラーの人気も高いお品ではないかと思う。

しかし、たまーに言われるのがガーグリップは少し大きいという話だ。実は私が最初に持ったときも「ん?」と思ったくらいなので、女性が実用するときには不便を感じるかもしれない。

「手が小さい人はご用心?」釣れた魚を掴む『フィッシュグリップ』の選び方男性の手では普通に持てる(提供:)

この手のフィッシュグリップでつかむ魚はライトゲームの対象魚やタチウオ、またはシーバスの口くらいなので、大物を狙う場合には気にしなくていい。

だが、ライトゲームメインでいくとなると、少しでも違和感をなくして軽快に遊ぶために、やはりフィッシュグリップの大きさにもこだわりたくなる。

20歳のSさんに持ってもらった

知人女性のSさんに筆者所有の、前述のガーグリップを持ってもらった。ちなみに20歳女性で身長は160cmくらいと平均並み。手の大きさも大きくも小さくもなく、一般的な方ではないかと本人は言う。

「手が小さい人はご用心?」釣れた魚を掴む『フィッシュグリップ』の選び方少し大きい?(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

「持った感じ、どう?」と聞いてみると、

「正直わからない。つかんでみないとわからないかもしれない」

という答え。

なるほど確かにそうである。つかむ魚のサイズにもよるだろう。続けて、こちらも筆者所有、サブタックルに忍ばせているトングタイプのグリップを持ってもらった。

「手が小さい人はご用心?」釣れた魚を掴む『フィッシュグリップ』の選び方トングタイプのもの(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

「ああ、これのほうがしっくりくる」
「大きいとか小さいとかなく?」
「はい、本当にトングと変わらない感じ」

どちらかといえば、ガーグリップのほうに「なじみがない感じ」がしたらしい。筆者としては実用性の面からはガーグリップを押したいのだが、女性の手の感覚からすると、やはり大きい感があるのは否めないか。ただ、こんなものは慣れで、何回も使っていれば勝手に手になじんでくる。

手が小さい人向けのグリップも

実はガーグリップには他社とのコラボ製品で、少し小さめの製品もある。よって、どうしてもガーグリップの品質にこだわりたい人は、そちらを選ぶといいだろう。特に手が平均より低く、握力が弱い人はガーグリップの小さめタイプのほうが、しっかりと魚をホールドできると思う。

フィッシュグリップは釣りの必需品であり、特に手返しよくさばいていくことが重要となるライトゲームでは品質にもこだわりたい。入れ食い時には使って戻してを繰り返すので、そんな作業がいちいち面倒にならないか、快適にできるかもチェックポイントだ。

ちなみに魚を素手でつかむのは厳禁である。においが手につくからとか、そんな理由ではない。実は変温動物である魚にとって、人間の体温は「火傷レベル」に熱いのだ。日盛りの陸に上げたり、手に持つと激しく暴れるのは、「熱い熱い!」と言っているのと同じこと。魚体を労ってつかんであげよう。

「手が小さい人はご用心?」釣れた魚を掴む『フィッシュグリップ』の選び方グリップの大きさは千差万別(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

最初はトングタイプを推奨

「一つ持つならどっちがいい?」と最後にSさんに聞いてみたところ、どっちでもいいけどという感じを匂わせながら、「やっぱりこっちかな」と選ばれたのはトングタイプの方だった。日常的に使うトングとまさしく同じ形状で力の込め方から何から同じなので、その他より使いやすい印象が勝ってくる。

これからライトゲームアングラーデビューしようという人がいたら、まずは釣具店でいろんな製品を触ってみてほしい。とりわけトングタイプがおすすめであることを、私からはお伝えしておきたい。ただ前述のように、どんな製品を選んでも、しょせん「慣れ」でなんとかなってくることも附言しておく。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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