多くの釣り人は、釣りに行く前に天気予報と睨めっこ。そんな天気と戦う釣り人におすすめしたい天気予報アプリが、【マリンウェザー海快晴】だ。普段から同アプリを活用しているという、三重県の人気遊漁船『フィッシュハンター』の高橋船長にインタビューを実施。釣り人にオススメのワケを聞いた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版編集部)

目次
天気予報アプリ「マリンウェザー海快晴」とは?
長かった冬もようやく終わりを迎え、オフシーズンを選択していた釣り人が動き出す時期になってきた。しかし、これからの時期は「菜種梅雨」や「梅雨前線」が到来し、釣り人は天気と相談のうえ、釣行に臨むのが必要不可欠。
そんな読みにくい天気と戦う釣り人におすすめしたい天気予報アプリが、株式会社サーフレジェンドが開発運営している『マリンウェザー海快晴』だ。
マリンウェザー海快晴の特徴
マリンウェザー海快晴は、日本全国18,000ヶ所以上の「天気、気温、風向・風速、波高・波向、うねりの周期、タイドグラフ」などのピンポイント情報を搭載している天気予報サイト。気象庁予報に加えて、同社独自に算出した独自予報も搭載しており、2つの予報を比較することが可能だ。
岸沿いのポイントだけでなく、沿岸や沖合のポイントも豊富なため、実釣予定日の天候に応じた遊漁船選択などに重宝する。
本アプリは1ヶ月無料で利用することができるため、気軽に試してみることをおすすめしたい。

沿岸の風・波のポイントが大幅追加
今年の1月、マリンウェザー海快晴でチェックすることができる「沿岸ポイント」が大幅に追加された。「沿岸ポイント」とは、72時間予報として独自予報のWRF(風)・SWAN(波)と、気象庁予報のMSM(風)・CWM(波)がアプリ上で簡単に比較できるサービスだ。
これまでマリンウェザー海快晴で公開していたポイントは岸よりに限られていたが、全国の沿岸において沖合15〜30km程までメッシュ状にカバーされている。
このサービス追加によってプレジャーボートや遊漁船で沖合に出る際の予報確認がより有効になった。

2種の風・波予報
マリンウェザー海快晴では、独自予報と気象庁予報の2つを搭載している。独自予報は、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の予報を元に、日本付近を詳細に計算した弊社独自の予報で、WRF(風)とSWAN(波)がある。
一方、気象庁予報は気象庁が予報に用いている数値予報モデルとなり、MSM(風)とCWM(波)がある。この2種の予報を1つのアプリで簡単に比較できるようになっているため、釣りシーンで大きな影響を与える「風・波」の予報ブレが一目瞭然。

現役船長にインタビュー
今回は、普段からマリンウェザー海快晴を使用しているという、三重県のルアーガイド船『フィッシュハンター』の船長である高橋さんにインタビューを実施。

日々沖に出てお客さんに魚を釣らせる船長目線で、天気予報アプリ『マリンウェザー海快晴』の使いやすさや、釣り人におすすめしたい便利な使い方などの話を伺った。

海快晴をインストールしたきっかけ
私が昔からメインで使用しているのが、「GPV気象予報」と「windy」でした。
その中で、「2つとも全く違うことを言っているじゃん!」ということが多くあり、判断に難しい時に地元の漁師さんからの勧めで海快晴を使用しました。
ただでさえ外れやすいのが天気予報なので、その精度を上げるために、マリンウェザー海快晴を活用するイメージですね。
夏場に利用頻度が高まる
マリンウェザー海快晴アプリを開く頻度が多くなるのは、「夏場」でかつ「沖に出る釣り」の出船前です。
夏場、事前に波や風の予報をチェックして問題なしと判断しても、いざ沖に出たら風が吹き付けて、かなり荒れているということが多々あるんです。そんな状況でお客さんに釣ってもらうのは申し訳ないのですよね。
特に夏場は風や波だけでなく、天気の状況も変わりやすいので、マリンウェザー海快晴をはじめ、いろいろな天気予報サイトを見る必要があります。

鳥羽沖の天候/海況の特徴
夏場はすごく荒れやすいです。ポイントにもよりますが、沖合は3日1回の頻度で荒れていますね。鳥羽沖は東風が強いと風が港に向かって吹き付けるので、そもそも出艇ができません。対して、南風や北西風が強い場合は、岸ベタであれば釣り物での出船は可能です。
いま時期も東風は多くて困っています(笑)。あとはこの時期に南西の風が吹くこともあるのですが、その時は近海であれば釣りに行けるけど、釣果が厳しくなってしまいます。南西の風が吹くと海中の酸素濃度が下がってしまうため魚が釣れなくなると言われています。あくまで噂ですが。
これからの時期は、菜種梅雨や梅雨前線が到来する季節になります。こういった時期はマリンウェザー海快晴をはじめ、様々な天気予報サイトをしっかりとチェックするようになりますね。
たまに天気予報サイトごとに全然違うことがあるので、そういうときはお客さんと相談しますね。だいたい日にち変更になりますけど(笑)。
重宝するポイント
他の天気予報サイトと比較して、ポイントごとに細かく海域の登録ができて、天気の状況や波の状況が見てとれる点が、普段沖に出ている身として有難いです。
なんといっても海快晴のすごいところは、「沖合の週間予報」で16日先の予報が出るところだと思っています。

天気はもちろん、風速や風向、波高まで表示されます。他の天気予報サイトでは10〜11日先までしか見ることができないため、より長期目線で予定が立てやすいんです。お客さんから2週間先の予約があったときとかに重宝していますね。

釣り人におすすめの使い方
マリンウェザー海快晴は、2週間先の予報が出るので釣りの予定が組みやすいです。おかっぱり・船関係なしに釣りの予定を組む際、活用すべきだと思います。
本州から突き出した半島の先端などで釣りをする際、詳細な天気情報が出ないことが多いです。今回、マリンウェザー海快晴がパワーアップして、沿岸の風・波を見ることができるポイントが大幅に追加されているようなので、遠征釣行派の釣り人にとってはとても便利ですね。
海快晴は釣り人の強い味方!
様々な天気予報サイトを駆使して、お客さんに魚を釣らせてくれる遊漁船の船長も愛用しているマリンウェザー海快晴。
これからGWなど大型連休で釣りに出掛ける方も増えてくるだろう。もし、釣行日が決まっている場合は、マリンウェザー海快晴を使用し、素早く天気情報をつかんで、快適な釣行を楽しもう!

三重でルアー釣りを楽しめる『フィッシュハンター』
「フィッシュハンター」は、伊勢湾内から鳥羽沖、熊野灘まで広くフィールドをカバーしている船宿。メインで狙う対象魚のシーズンにより、「伊勢市」または「鳥羽石鏡」の2拠点のいずれかから出船している。
ターゲットはサワラや青物、マダイのほか、ビンナガ(ビンチョウ)やキハダ、ハタ類やアオリイカまで何でもあり。キスやマダコなどファミリー向けの釣行プランもあり、初心者にもやさしい船宿だ。

<河野陸/TSURINEWS編集部>
フィッシュハンター

伊勢湾内から鳥羽沖、熊野灘まで広~くフィールドをカバー、メインで狙う対象魚のシーズンにより伊勢市または鳥羽石鏡の2拠点のいずれかから出船しています。ターゲットはサワラや青物、マダイのほか、ビンナガ(ビンチョウ)やキハダ、ハタ類やアオリイカまで何でもお任せください。キスやマダコなどファミリー向けの釣行プランもあります。