今回は北海道では割とポピュラーなカジカ汁について記事にさせて頂きました。見た目はグロテスクだけど、食べたら美味なカジカ汁について記事にしてみましたので、興味のある方は是非読んでみてください。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター久末大二郎)
釣りの定番ゲストのカジカ
北海道のロックフィッシュゲーム(ルアー根魚釣り)では定番ゲストのカジカ。ソイ・アイナメをメインターゲットにしているアングラーが多いので、外道扱いされがちな魚種ですが、カジカが対象魚の大会がある事や、投げ釣りではメインターゲットとして狙っている方もいるほど、北海道ではポピュラーな魚種なのです。
グロテスクな見た目とは裏腹に、特に鍋の具材としては最高なのです……。子供の頃から母や祖母が作るカジカ汁が大好きだった筆者。そんなカジカの魅力をこれからお伝えしたいと思います!
鍋の具材になるカジカの種類
まずは主に食用として愛されるカジカの仲間たちを紹介したいと思います。
マカジカ

マカジカは市場でもよく出回っており、道民ではポピュラーなカジカなのかなと思います。
「鍋壊し」と異名を持つほど、鍋の具材として有名なマカジカ。
ショアからでも50cmを超える個体と出会える可能性があり、釣り仲間は漁港から52cmのカジカを釣ったことがあると、以前話していました。ちなみに筆者の自己記録は47cmです(笑)
トウベツカジカ

北海道のロックフィッシュゲームのメインターゲットになるアイナメの産卵シーズンの秋に、岸寄りするトウベツカジカ。
秋シーズンの外道としてよく出会う事ができます。サイズ的にはマカジカと比べるとやや小ぶりで40cm〜45cmくらいの個体をよく見かける印象にあります。
見た目はグロテスクですが、トウベツカジカも鍋の具材としてはとても美味です!
カジカ汁は北海道の定番料理!
北海道の食卓を温めるカジカ汁。道民なら口にした事がある方もいるのでは?と思います。
「カジカはハラワタとエラ以外は全部食べられるのだよ」と、祖母がよく言っていたのですが、祖母の言葉通り内蔵とエラ以外は全て余す事なく食べる事ができます。
ここからは簡単な調理方法を箇条書きにしていきたいと思います。
(1)エラ・内蔵・血合いを全て落としてぶつ切りにする。
※肝や卵も美味なので捨てないように注意する!
ちなみに北海道では、カジカの切り身が売ってあるスーパーもありますので、もし捌くのが面倒な方はスーパーで購入するのもおすすめです!
(2)ぶつ切りにしたカジカの身を、塩で揉んで湯水に浸けて臭みを取る。
(3)お好みの野菜を刻んで、ぶつ切りにしたカジカと一緒に煮込む。
(4)煮えたら、味噌大さじ3杯・お酒大さじ1杯・みりん大さじ1杯を入れて再度なじませていきます。
(5)出来上がったらお好みで、すった生姜or一味唐辛子を入れる。
こんな手順で筆者はカジカ汁を作っています!しかし、ざっくりした男の料理なので「カジカ汁作り方」と、検索して作り方を調べた方が美味しく作れるかもしれません(汗)
※食べる際は骨には充分注意して下さい!カジカの骨は太いので、喉に刺さったら大変ですよ!
釣って美味しく食べよう
魚離れが進んでいる昨今。筆者もロックフィッシュのターゲットとして狙っているソイ・アイナメは完全にゲームフィッシュとして捉えて、キャッチアンドリリースしています。
しかし、食べて美味しい海の幸。限度を考えないでキープするような事をしなければ、たまには持ち帰って食べるのもありかな?と思った今日この頃です。
魚釣りの魅力は色々ありますが、生き物と駆け引きしてファイトする事もひとつの魅力かなと、小さい頃釣りしていた純粋な楽しみを思い出した気がします。
「釣って美味しく」も魚釣りの大きな魅力。
今回カジカ汁の記事を書かせていただいて感じた筆者の思いを伝えて、示させていただきます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
<久末大二郎/TSURINEWSライター>