冬は多くの釣りがオフシーズンとなり、寒さも厳しくなりますが、ライトゲームにとってはハイシーズンとも言えます。そこで今回は、寒い時期だからこそ楽しめるライトゲームに挑んだ筆者の釣行を、おすすめポイントとともに紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・松永一幸)
移動先でメバルがサイズアップ
今度は、昨年の同じ時期に良型を仕留めた港へ移動。残念ながら、上潮のタイミングではありますが、干潮からの3分目なので、潮位は低い状況です。
先程と同じ設定でキャストし、5カウントから探っていきます。
すると、やはり1投目。サイズアップ成功!しかし、足元のこの子の推しに負けて、プレゼントすることにしました。美味しく食べてね……。

表層で小型のシーバスがヒット
上潮で潮位変化が生じ、流れも出てきました。表層ではライズ音が入り乱れる状況となり、「大きな音はシーバス、小さめの音はメバルだろう」と目測予想し、カウント0で表層を探ることにします。
すると……ひったくるような激しいアタリの後、鋭い走りでドラグが出ていきます。どうやら目測ミスをしてしまい、シーバスを引き当てたようです。
浮いてきたのは、30cmほどの小型のシーバス。本音で言うと「このサイズで良かった」と思いました。実は……ランディングネットは車に乗せたままだったので。

巨大なヒラがヒット
同じフィールド内で移動し、別のポイントへ入ることにします。このポイントには、立ち位置から見て、右から左前へ激しい潮流があり、この潮流の中に魚の気配を感じたため、このシチュエーションをドリフトで探ることにしました。
すると……カウント20ほど沈めて、その後にカーブフォールで探っていると、アジのようなトンっと響くアタリが手元に伝わります。
ヒット! しかもかなり強い引き! これは良型!ですが、どこか走り方が違います。なぜか、かなり叩きます。
浮いてきたのは……まさかのビッグサイズのヒラ。魚の姿を見て、「抜き揚げは無理だ!」と理解した瞬間、バラしてしまいました。
使用していたジグヘッドがバーブレスフックだったことが幸いし、ラインブレイクではなく、フックアウトだったため、事なきを得ました。
その後は場荒れしてしまったのか、全くアタリがなくなり、時間のリミットを迎えたため、納竿としました。
冬のライトゲームは楽しい
冬の季節は寒さの影響で魚の活性も低くなり、釣り人の気持ちも低活性になりがちです。
しかし、旬の魚にフォーカスして釣行することで、釣り人としての楽しみと経験を積み重ねることができ、アングラーとしての引き出しを増やすことにもつながると筆者は考えます。
また、シーバスのようなサイズの魚も姿を見せてくれるため、ライトゲームの守備範囲は広く、ターゲットや釣り方のバリエーションも豊富です。そのため、まだ自分の釣りのスタイルが定まらない方にもおすすめできます。
皆さんも、冬季ライトゲームを試してみてはいかがでしょうか?
<松永一幸/TSURINEWSライター>