早くも昨年の12月22日より渓流釣りが解禁になっている、滋賀県甲賀市の土山町を流れる田村川へ、新春の渓流釣りを楽しもうと1月10日に出かけた。
マイナス2度の田村川へ
国道1号線を走って鈴鹿峠に近づくと、周りの山々は雪化粧。
案内板には「道路凍結注意」との表示。
三重県と滋賀県の県の境にある鈴鹿トンネル前の電光表示板の温度表示はマイナス2度で、安全運転を心がける。
道路には積雪や凍結はなくスムーズに走行。土山支所近くのコンビニで遊漁証を購入してから田村川へ向かうと、田畑や民家の屋根は真っ白。
当日のポイント
土山漁協事務所前から田村川に並行している林道は、積雪の中に車が通ってわだちが続いていた。走行には支障がなく、どんどん上流へ車を走らせたが釣り人の姿は見えない。
エン堤下の落ち込みを狙う
午前8時すぎ、上流部の空き地に駐車して釣りの準備を始める。
周りの雪景色を眺めると寒そうだが、風がないので意外にも暖かく感じるから不思議だ。厳寒期の田村川でのポイントは、治山施設として設けられているたくさんのエン堤下の落ち込みだ。
1ヶ所目で18cmアマゴ!
雪をザクザク踏みしめて入渓。
定番のイクラを刺し、勢いよく落ち込んだ水流に仕掛けをダイレクトに投入した。盛り上がる白泡とともに仕掛けが勢いよく流れだすと、ミチイトを張って目印を見ながら流れに乗せていく。
浅瀬まで流れたら仕掛けを回収して、次は白泡の際へ投入して流れに乗せると、目印が止まった。
アタリか根掛かりかと、そっとサオ先を上げて聞きアワせると、コンコンときた。手首を返してアワせるとギュギュンとサオが曲がったが、瞬時にスッポ抜けしてがっかり。
水温低下で食いが浅いようだ。
今度はアタリが出てもグッと我慢して、目印をスーッと引き込むまで待ってからアワせると、グイーンと気持ち良くサオが曲がって、今度はバラすことなく18cmの銀毛アマゴをタモでキャッチ。
その後アタリがなくなり、次のエン堤へ移動する。