岸和田一文字の名物「冬カレイ」釣りが開幕【大阪】本命マコガレイと対面成功!

岸和田一文字の名物「冬カレイ」釣りが開幕【大阪】本命マコガレイと対面成功!

寒さ厳しい冬、岸和田一文字の名物「冬カレイ」の季節がやってきた。釣り人たちが楽しみにしているこのシーズン、筆者も大阪南港のアングラーと2人で遠征調査を決行。実は筆者、今回がカレイ釣り初挑戦である。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター夕日とぼうず)

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夕日とぼうず

大阪南港魚つり園護岸 平日夕まずめ ほぼ皆勤。ショアジギで青物、タチウオ狙い。YouTubeで釣行を公開しています。

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岸和田一文字でカレイ釣り

冬の岸和田一文字、通称「キシイチ」では、毎年12月下旬から1月中旬にかけてカレイが狙えるとあって、関西の釣り好きたちが集結する。青物シーズンが終わった後、「何を釣ろうかな……」と迷っていた筆者に、朗報として舞い込んだのがこのカレイ情報だった。

岸和田渡船の釣果報告を眺めると、日によっては数釣りも狙える好調ぶり。これに心が躍らないわけがない。カレイ釣り初心者の筆者は、すでにカレイ釣行経験者の大阪南港アングラーさんについていくことにした。初挑戦でも釣れるのか――期待と不安が入り混じりつつ、いざ出発!

渡船利用客がたくさん

2024年春、キシイチで釣りデビューを果たした筆者。しかし、冬のキシイチは初体験だ。人気の青物シーズンが終わったから「空いているだろう」と高をくくっていたが、それは甘い幻想だった。当日の岸和田渡船は、早朝から予約客でぎっしり。

岸和田一文字の名物「冬カレイ」釣りが開幕【大阪】本命マコガレイと対面成功!寒い冬でも釣り人は海へ行く(提供:TSURINEWSライター夕日とぼうず)

カレイシーズン中のキシイチでは、ネット予約が早かった順に乗船できるシステムだ。筆者たちの順番は全体の中ほど。次々と呼ばれる名前にドキドキしながら、やっとのことで船に乗り込み、いざ沖一文字へと向かう。上陸した瞬間の冷たい潮風が肌を刺す――これぞ冬釣りの醍醐味だ。

序盤は無反応

夜明け前の暗闇の中、まずは秋に釣れたガシラをイソメで狙ってみる筆者。だが、まったく反応なし。周囲は静寂に包まれ、釣れる気配がまったくない……。

夜が明け、ようやくカレイに本腰を入れる。だが、20号のテンビンでは潮に流されてしまい、隣の釣り人の仕掛けと絡んでしまう。テンビンを25号に替えるも、アタリは一向に訪れない。カレイの釣り竿を注視しながら、サビキでアジやイワシを狙い、イソメで根魚を探るも、何の手応えもないまま時間が過ぎていく。

待望のマコガレイ登場!

9:05――ついに時がやってきた。同行者の竿が大きくしなり、「キター!」と2人で声を上げる。周囲の視線が集まる中、竿はピタッと静止した。私たちは「飲み込んだのか、ただじっとしているだけなのか……?」と困惑していたが、60秒経って同行者が意を決し、竿を振り上げる。

岸和田一文字の名物「冬カレイ」釣りが開幕【大阪】本命マコガレイと対面成功!やはり、いた!(提供:TSURINEWSライター夕日とぼうず)

すると、竿は大きく曲がったまま。姿を見せたのは、待望のマコガレイだった。

以後はゲストのみ

それにしても、シブい……。イソメがいっこうに減らないので、筆者は根魚調査にいそしんだ。

岸和田一文字の名物「冬カレイ」釣りが開幕【大阪】本命マコガレイと対面成功!相手にしてくれてうれしい(提供:TSURINEWSライター夕日とぼうず)

釣れたのは、大小のフグ、マハゼくらいであった。

岸和田一文字の名物「冬カレイ」釣りが開幕【大阪】本命マコガレイと対面成功!サイズアップ(提供:TSURINEWSライター夕日とぼうず)

この日以降もキシイチでは複数釣っている人の釣果があり、カレイ釣りは腕の差が大きく出るものなんだな、と思わされた。寒風吹きすさぶ中での釣りは厳しいが、釣れた瞬間の喜びはひとしおだ。

岸和田一文字の名物「冬カレイ」釣りが開幕【大阪】本命マコガレイと対面成功!ちょっと良いマハゼ(提供:TSURINEWSライター夕日とぼうず)

次回こそ、筆者も名物カレイを手にしてみたい――という決意を胸に、堤防を後にした。

実釣動画

<夕日とぼうず/TSURINEWSライター>

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岸和田一文字