長かった今年の夏も終わり、季節は冬へ。寒さを感じる日々ですが、海の中はまだまだ活気に満ちているはず。そんな期待を胸に、12月2日に鳥羽のカセでかかり釣りを満喫しました。穏やかな天候にも恵まれ、複数枚のクロダイをゲット。充実の釣行となりました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・かにおけ)
1時間足らずでクロダイ登場!
インターバルを短く取り、テンポよくダンゴを投入。投入するたびにアタリがあり、シラサエビは瞬殺、オキアミも針に残らない状態。どうやらエサを選ばない状況のようです。そこで、激荒のサナギとコーンのミックスを試すことに。
釣り開始から1時間も経たないうちに、穂先を弾くようなアタリが続き、ついに穂先がもたれたまま戻らない状態に。ここがチャンスと大アワセ!手応えのある引き込みが続き、直線的な突っ込みから本命と確信。二度三度の強烈な突っ込みをかわし、現れたのは紛れもないいぶし銀。絶対にバラせない一枚目。緊張しながらタイミングを見計らい、ついにネットイン!この瞬間の喜びは格別です。
最初に釣れたクロダイは26cm。小ぶりながらも丸く肉厚なボディで、幼魚班がわずかに残る美しい体色。吐き出された押し麦が、今回のダンゴワークの成功を物語っています。この1枚で満足することなく、次の投入でコーンエサにて2枚目をキャッチ。サイズアップの30cmに気分も上がります。
お決まりのボラも登場
天気が良く、寒さをほとんど感じない快適な環境の中、海の中は引き続き高活性。アジは無限に釣れ続け、お決まりの例の魚も…はい、ボラの登場です。強烈な引き込みで期待したものの、横に走り出した時点で正体に気付きます。大きな頭と長い体が水面に浮かび、針を外して早々にリリース。このボラが3匹も釣れたことで、クロダイの存在を信じ、前向きに釣りを続けます。
煉炭火鉢で温まる
ここで一息つき、冬の釣りに欠かせない煉炭火鉢で体を温めます。海香さんでは500円で火鉢をレンタルでき、火のそばにいるだけで暖が取れるのはありがたい限り。お湯も常に沸かせるので、直接火にあたらなくても暖を取ることが可能です。
切りの良いところで、コーヒーを淹れて一服。心も体もあったまります。冬の釣りは、ラーメンや温かい飲み物を楽しむのも醍醐味の一つですね。
午後からさらに追加
午後になると風も治まり、穏やかな天気に。寄せエサと併用していた激荒も減ってきたため、オキアミメインに切り替えます。それでも海の活性は衰えず、間隔を置きながらもいぶし銀を4枚追加。アタリを見極めるのが難しい場面もありましたが、本命を釣り上げるたびに異なるファイトを楽しめました。16時の納竿までしっかりと釣行を満喫しました。
まとめ
結果は6枚のクロダイをゲット。デカチヌには届きませんでしたが、コンディションの良い魚を揃えられたことに満足しています。釣り上げた魚の多くが、アタリは小さいものの、しっかり針を飲み込んでいた点が印象的。元常連客である若船頭さんによれば「居食い」の可能性が高いとのこと。まだアタリへの対応に迷いがある自分への課題が見つかりました。常連の二桁釣果の秘訣についても、若船頭さんが教えてくれて「アプローチの多さと見極めの力、ここぞというアタリで聞き合わせしてみる」とのこと。
ふむふむ、メモしておこう。トライするのが重要なんですね。ここは磨いていきたいです。反省よりも次回の期待、さらなる満足へと思いは募るのでした。
寒風の中でも気持ちは激アツ!釣行のたびに新たな発見と学びを得られるかかり釣り。釣果以上に得られるものがあるという充実感が、次回への期待を膨らませます。
<かにおけ/TSURINEWSライター>