外房片貝にある九十九里海釣りセンターは、関東一の規模を誇る陸上にある海水魚の釣り堀。都心から約1時間半という抜群のアクセスで、休日には多くの家族連れやカップル、本格的な釣り人が加わって、連日賑わいを見せている。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版リポーター・坂本康年)
海上釣り堀で楽しもう
同センターのオーナーは開業当初から「誰でも簡単に、たくさん釣って楽しんでもらう」をコンセプトに、大量の魚を放流。サービス面では、竿、エサや発泡クーラー完備。魚の下処理場もあるので、帰ってから台所を汚すことなく、すぐに料理に取りかかれるのが嬉しい。
11月24日(日)は好天に恵まれ、朝早くから多くの人が来場。魚たちは期待に違わぬ食いっぷりを見せ、場内は熱気に包まれていた。
柏市の斉藤父子は今回が初めて。オウスケくんはお父さんの釣った魚をのぞき込むと、自分が釣ったかのように喜んでいた。
いすみ市の大谷友也くんは、祖父に連れられて三回目。前日は残念ながらオデコでリベンジに燃えていたらしく、後半いい場所に入るとマダイを連発。孫が釣り上げる姿に満面の笑顔だった。
マダイの入れ食いも
木更津市の松谷明結夢くん家族は2回目。海釣り施設などで釣りをしているお父さんが、たまには違う場所でもと来場。一時マダイの入れ食いがあり、そのたびにタモ取り役として大奮闘。
佐倉市の新井康倖くん一家は三回目。友だちの斉藤力君を連れてきたが、なかなか釣れずに苦戦。それを見た同センターの女性スタッフがエサの付け方や釣り方のコツを伝授。見事に2人同時のダブルヒットとなった。
サポートも万全
同センターでは釣りに精通したスタッフがスタンバイしており、釣り方など分からないときは、どんどん質問してほしいとのこと。ちょっとしたことで、釣れるようになることもあるのが釣りのおもしろさ。遠慮しないで聞いてみよう。
メインの釣り物はマダイ。500g級が中心で、7~800gといった良型もスタンバイ。水深が浅いので引きは強烈。子どもには強烈に感じるかもしれないほど。また、ワカシ~イナダ級に1kg級ヒラマサが入っており、マダイ以上の青物の引きを堪能できる。
マニアック派に人気のイセエビは暮れからの釣りに大量確保しているという。2~300gから、大きいものは1kg級までと、こちらも大盤振る舞い。正月用の尾頭付きのマダイに、運がよければ立派なイセエビまで調達できそうだ。
これから冬を迎えると水温が下がり、魚の食いが悪くなるのではと、心配する人もいるが、同センターでは活発に食ってくる寒冷地の魚を調達。一年中よく釣れる釣り堀は健在。
<週刊つりニュース関東版リポーター・坂本康年/TSURINEWS編>