釣周防大島でのメバリング釣行で20cm超え筆頭にメバル連打【山口】

釣周防大島でのメバリング釣行で20cm超え筆頭にメバル連打【山口】

11月5日、時期尚早だがメバルの状況をリサーチしたくなって山口・周防大島の符崎の鼻へ車を走らせた。当日は中潮の三日目、満潮は午後10時19分、徐々に潮の動きが悪くなる。おまけに例年通り水温が23度と昨年に比べて1.5度高い。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・川原直毅)

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周防大島でメバリング

釣り場は県道473号の由良西から北にある符崎の鼻。ここは沖に瀬があり、チヌ釣りでは何度も瀬渡しでチヌ釣りをした好ポイントだが、意外にメバルの数釣りが楽しめる釣り場として知るものぞ知る隠れたポイントである。

大島全体は現在のところエギングが好調でまだアジングもさらにメバリングもこれといって釣果が上向いている釣り場はそれほどない。しかし、条件的に難しくても気の早い私(アルカジックジャパン・ブランド・スーパーバイザー)は試しにAr.ヘッドジャックアッパー0.4g-♯8のジグにワームは艶じゃこPT(1.6inch)の12アミフレークを刺して遠投が簡単にできるシャローフリーク7.5g(残浮力0.3g)を使用した。

釣周防大島でのメバリング釣行で20cm超え筆頭にメバル連打【山口】メバリングのタックル(作図:週刊つりニュース西部版APC・川原直毅)

ここで注目してほしいのは、使用するジグが0.4gであり、シャローフリークの残浮力が0.3gしかないので着水すると僅か0.1gマイナスになるので極めてゆっくりした速度でジグ・ワームが沈んでいくということだ。

 

 

遠投が効く仕掛け

メバルは夜行性で捕食する体勢時は魚体の顔の部分は沈んでくるものをいち早く捕食するため上を向いている。メバルはカサゴ(アラカブ)同様に口が大きく、水中で微妙な動きをするモノに対してアタックをしてくる。

ワームはダートアクション、レンジキープのいずれかを重視するが、今回はワームのピンテールの波動、テールアクションで食わせることを意識した。

仕掛けはシャローフリーク、ジグ、ワームの総重量からハイレボリューションS69レーザーシーカー6ft9inch(2.06m)を使用した。四季を通してメバルは岩礁や藻場を好んで隠れ家とする。それゆえ、遠投が利く今回の仕掛けはアジングでも重宝する仕掛けとなるだろう。

20cm超え頭にメバルがヒット

日没と同時に仕掛けを打ってみたが、30分間はノーバイト。念のためにくわせオキアミスーパーハードM、エコギア熟成アクア活メバルシラスを用意した。上げ潮六分ぐらいからティップに微妙なアタリが出始めた。しかし、メバルの警戒心が強いのか艶じゃこのテールの波動に敏感になってきたようだが食い込みが悪い。

そこでメバルのアタリのあったポイントから1m離して仕掛けを撃ち、上げ潮が当て潮になるころ合いを見計らって瀬に仕掛けが沿うくらいまで待ってみた。すると、ティップをひったくるアタリがきた。メバルは20cmに届かないが23度の高水温時にこの仕掛けで釣れることが分かったことが何よりも大きい。

釣周防大島でのメバリング釣行で20cm超え筆頭にメバル連打【山口】パターンをつかんだ(提供:週刊つりニュース西部版APC・川原直毅)

一度食いのパターンのコツをつかめば後は何度も打ち返しして釣果を伸ばすだけだ。最初は20cm未満だったが、満潮時刻が近づくとメバルの型も20cmを超えるターゲットも出てきた。本来なら電気ウキで虫エサなら食いも良かったかもしれないが、本命メバルに出会えたことが何よりもうれしい。今回はすべて食するためAr.アクアバケットⅡにキープ。水温が下がればアジングのトップシーズンとなり、メバルも交じってくる。

<週刊つりニュース西部版APC・川原直毅/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
周防大島
この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年3月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。