涸沼のハゼ釣りボート店に電話をかけてみた所、今期(涸沼本湖)は渋いとのこと。ならばと、久々に涸沼川に行ってきました。当日は涸沼橋付近(大洗駅裏手)にて広範囲を探り、17cm筆頭に8匹を確保。釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
涸沼川でのハゼ釣り
涸沼川はウィキペディアによると、茨城県笠間市の国見山を源に那珂川の河口付近に合流する全長64.5キロの一級河川なのですが、ハゼのポイントとなるのは涸沼から那珂川に合流するまでの約8キロの区間。その区間の中でも特に有名なポイントは涸沼本湖を中心に、大貫橋付近、涸沼橋付近、平戸橋付近辺りとなっています。
ただし、船溜まりを中心に、釣り禁止エリアも意外と多く設定されているので注意が必要。ルールを守って楽しみましょう。
陸っぱりから挑戦
今年の涸沼はイマイチとのことなので、ダメ元で涸沼川に行ってみることに。近年、筆者のなかでは、多少コストはかかれど、涸沼ハゼと言えばのんびりやれる涸沼本湖でのボートハゼ一択だったのですが、訪れる度に橋からチラッと見える陸っぱり組が気になっていたので、今回は思い切って「陸っぱり」という選択をしてみました。
当日は朝5時半に24時間営業の釣具店に到着し、イソメ40グラムを調達。あわせて店員に涸沼川でのハゼの状況を聞いてみると、一応ポツポツ釣れているとのこと。「折角茨城まできてダメダメだったら嫌だな」と思っていただけに少しだけ気を楽にし、釣具店を後にします。
ハゼ釣りのポイント
今回選んだポイントは、かなり昔になりますが、実績のある涸沼橋(大洗駅)近く。涸沼川のハゼポイントといえば、赤い橋が目印の大貫橋付近が人気なのですが、久々ということで無難な「以前何度か行ったことのあるポイント」に行ってみることに。
因みにこの涸沼橋付近は、上流の船溜まり及び、大洗駅側からみた対岸は釣り禁止エリアとなっているので注意。
基本の釣り方
6時に到着すると、休日にもかかわらず先客は1名。リールタックルで消波ブロックの切れ目に仕掛けを落としていました。因みにこのポイントで釣りをする場合、ちょい投げで引きずると根掛りしてしまうため、消波ブロックの切れ目から手前(穴、ヘチ)に仕掛けを落として狙うことになります。
また、ヘチでも水深は2m、潮止まりの時間帯でも流れが比較的あるため、オモリは2号前後と「重め」が扱いやすく、更にヘチや穴を探る場合には中通しオモリ、天秤仕様の場合はアームが短いものが良いでしょう。
ハゼは釣れれば良型
釣り場に到着し準備を済ませ、先客に状況を伺うと「今年はだめ」「今日はダボばかり」とのこと。涸沼のボート店に電話で聞いた時と似たような回答が返ってきました。とはいえ、何とか型を見ようと足を使ってちょっとずつポイントを変えながら探っていく。お決まりの根掛りを交えつつ、たまにアタリが出たとしても、正体は小さなシマハゼ。なかなか本命の顔を見ることはできません。
しかし、1時間が経過し、辺りが明るくなってきた頃、ようやくウキが勢いよく動き15cmの本命確保!その後はシマハゼ2に対してマハゼ1のペースにて釣れました。
最終結果
6時から9時半までの3時間半で、13~17cmのマハゼ8匹、シマハゼ多数。情報によると他のポイントもあまり変わらないようなので、歩き疲れた所で調査完了。
この日は11月4日、3連休最終日ということで、高速が混む前に那珂湊おさかな市場によって買い物をし、家路につくことにしました。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
涸沼川