秋の西伊豆で楽しむ小物釣りと温泉の旅。連休を利用して、松崎町の岩地海岸でのんびりと釣りを楽しみながら、美しい白砂の海岸や透明度の高い海を満喫した。簡単なタックルで気軽に挑む五目釣りは、カラフルな魚たちとの出会いに溢れ、想像以上の釣果に満足。温泉と地魚料理も堪能し、宿の親切な対応で心温まるひとときを過ごせた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・中山祐司)
釣り開始
古いグラスの小継磯竿にベイトリールをセットし、釣研のナナメウキを半誘導にした。針は伊豆メジナ5号で、ラインはナイロン8Lb、ハリスは1号60cmで挑戦。サルカンの上にガン玉Bを打ち、片手に缶ビールを持ちながら、遠くの水平線を眺めて最高の気分だった。
コマセに集まる魚たち
予備で持っていたアミエビチューブを海水で薄めてコマセを打ってみると、浮いてきたのはハタタテダイやコバルトスズメ、ネンブツダイ、カワハギといった魚たち。アジなどの青物は来ていないようだった。
カラフルな魚にパワーイソメを縫い刺しにして1投目を投入すると、魚の猛攻で30秒と持たずにエサが無くなる。エサのサイズを小さくし、針も袖針に変更してみた。
1匹目は黄色い小魚
何度かエサを取られた後、鋭く浮きが沈むアタリに来たのは黄色の綺麗な魚。調べてみるとベンガルフエダイだった。手のひらサイズで、まるで鑑賞魚のような姿である。
その後も入れ食いが続き、ディスカスのような手のひら大のキンチャクダイも釣れた。さらに小さなイスズミやフエダイが次々と釣れ、20匹ほど釣ったところで満足な釣果となった。
そろそろ宿に戻る時間だと感じ、竿を片付けると、西伊豆の海に夕暮れが近づいていた。
釣りも温泉も楽しめた
天気に恵まれた10月の3連休は、初日の午後になって翌日の宿を探すという無謀な計画だったが、親切な宿の対応で予約が取れたのは幸運だった。のんびりと宿から歩いて堤防で小物釣りを楽しみ、温泉と地魚料理の願いも叶った。
今回お世話になった宿は岩地の海光苑で、スタッフの方々の親切な対応に感動した。常備の予備餌で釣りを楽しめたことも、スマートな釣りとなった。また訪れたいと思う。
交通アクセス
・電車:伊豆急行下田駅または蓮台寺駅からバスで松崎へ、松崎からバスで雲見方面岩地温泉下車、徒歩
・車:R136岩地より岩地海岸へ
(詳細は松崎町観光協会のHPを参照)
<中山祐司/TSURINEWSライター>