釣り好きなのに海鮮物が苦手な筆者。そんな筆者でも美味しく食べることができた釣魚を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
海鮮が苦手でも美味だった魚
私は海鮮物が苦手である。特に白身魚の刺身と貝類がだめで、これは体質的な話ではなく食の好みの問題だ。基本的に自分が釣った魚介類を自分で食べることはない。
シーバスマンであるので、基本はリリースをするが船釣り等で上げたものは隣人や家族への土産物としている。そんな筆者であるが、釣って持ち帰って食べてみた魚のなかでこれは美味いと感じた魚がいる。今回はそれらを紹介しよう。あくまで個人の感想だ。
フグ
船カットウ釣りで釣れるのがヒガンフグやショウサイフグ。
フグ狙いの船釣りで釣ったフグは免許を所持している船長またはスタッフが下船後に内臓と皮を除去した状態で渡してくれる。その為、安全な状態のフグの身だけを持ち帰って食べることが出来る。刺身、鍋で頂いた。
ワカサギ
冬の風物詩とも言えるワカサギ。場所にもよるだろうが、メバルも食い渋る厳寒期の2月でも狙える貴重な狙いものであり、湖でボートに揺られながらや凍った湖面から釣るので特別感がある。
普段釣りをしない人を誘った場合でも、数が釣れる魚なのでみんなで楽しめる。手がかじかむ中、がんばって釣ったワカサギの味は格別だ。天ぷら、磯辺揚げで頂いた。変な臭みや苦みが無く魚介嫌いの筆者でもおやつ感覚でパクパク食べられる。
タチウオ
堤防から狙える夏の夜釣りのターゲット。電気ウキやルアーで狙え、状況が良ければ数釣りもできる。
味がたんぱくでクセが無いので私のような人間でも食べやすい。調理方法も幅広く、塩焼きや煮つけ、良型サイズなら刺身でも。釣りのターゲットとしても楽しい魚、夏の夜涼みに最適だ。
ビワマス
サケ目サケ科、琵琶湖にのみ生息する固有の種で全国的にはあまり馴染みのない魚。琵琶湖の沖合の深い場所に生息するので、トローリング等で狙う。近年ではジギングで狙うやり方も浸透してきている。自分はトローリングで狙ったが、魚が掛かった状態からリールを巻いてくるだけなので釣りというよりは体験イベントのような感じ。
釣りの対象としてみると少し物足りなかったが、その食味は驚きであった。魚介に対して舌の肥えていない私は上手く表現できないが、回転寿司で出てくるとしたら一貫550円の皿で出てくるだろうな……というような感じ。上手く伝わらないだろうが非常に美味であった。滋賀県に行かれた際は是非ビワマスを食べてみるのを忘れずに。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>