低活性マダイを攻略するタイラバロッド『24パグロUX』　掛け調子のメリットとは？

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コスパ抜群なオリムピックのタイラバロッド

各地で人気沸騰中のタイラバ。本命のマダイのほか、ハタ系やアマダイなど多彩なターゲットの食いが立つ秋は、このゲームを楽しむのに最適な季節。ゆえに、今秋からトライしてみたいという人も多いのでは？

そこで今回、汎用性の高いスペックを備え、コストパフォーマンスにも優れたタイラバロッドを紹介したい。解説してくれるのは、このロッドをリリースしているオリムピックの大類裕人さんだ。

タイラバゲームとは

今や世界に広がりを見せているタイラバですが、特に日本の沿岸部で人気が高いスタイルです。

主にマダイをターゲットにし、タイラバという擬似餌を使って底層から中層までを狙うことが多い釣りです。

マダイはもちろん、ハタやカサゴなど多彩な釣果が期待でき、誰でも手軽に楽しめるのですが、ロッドが釣果を大きく左右するという特徴があります。

それでは、このゲームで求められるロッドの特性とともに、初心者からベテランまで満足のいくタイラバロッドとして当社がリリースした24 PAGRO（パグロ）UXの魅力について詳しく解説したいと思います。

タイラバゲームの基本とロッドの重要性

タイラバロッドは、底からゆっくりと巻き上げられていくタイラバが、自然な動きを生むように設計されています。このため、硬さや感度が重要で、魚がタイラバを吸い込む際に違和感を与えず、かつアタリをしっかり手元に伝えてくれる感度がロッドに求められます。

24パグロUXについて

24パグロUXの特徴は、巻き上げ中のタイラバをシッカリ支え、小さなバイトでも正確に手元に伝えてくれる張りのあるベリーを備えていることです。

一般的にタイラバロッドは食い込みを重視するために、ロッド全体に柔軟性を持たせた胴調子（レギュラーテーパー）の作りが多いです。

このため、乗せ調子のロッドを使うケースが多く見受けられますが、食いが渋い日は掛け調子のロッドのほうが釣果は伸びます。そして、掛け調子のロッドは、以下の点でメリットを発揮します。

ショートバイトを物にする

スレたマダイや活性の低い状況では、見逃してしまうような小さな前アタリが出るだけでフッキングしないことが多いです。

掛け調子のタイラバロッドは、一瞬のタイミングを見逃さないで掛けにいけるため、ショートバイトに悩まされることがありません。

感度の向上

24パグロUXは、いわゆる掛け調子のタイラバロッドなので、巻き感度、着底感度ともにわかりやすいのが特徴です。

根の荒い場所でのゲームでは、着底してから巻き上げた瞬間に根掛りしていたなんてことも起きます。根掛りでタイラバをロストすることは、結果的に時間もロスすることになり、チャンスを逃す原因になります。

また、タイラバが底に着いたあと止まってしまうと、マダイに見切られてしまう可能性があるので、着底と同時に素早く巻き上げに移る必要があります。着底感度が明瞭な掛け調子のロッドならば、着底後すぐに巻き上げに移れるためマダイに違和感を与えません。

潮流が速いエリアでの攻略が可能

潮が速くてボトムに根があるポイントや、底が荒く起伏の激しい場所を攻めるようなケースでは、着底を確実に感じとり、すぐに巻きの動作に移らないと根掛りのリスクが高くなります。根掛りが多ければ、ロストするタイラバも多くなります。

このような場合、掛け調子のタイラバロッドであれば、張りがあるので着底を感じ取りやすく、すばやく根を交わして巻き上げに移ることができます。

24パグロUXは、鳴門海峡や瀬戸内エリアの潮が速い海峡部でテストを行いました。こういったシチュエーションへの対応力を追求し、掛け調子に仕上げました。

なお、このロッドによる鳴門海峡での実釣の様子をこちらの動画で視聴できますよ。

バラシも軽減できる

掛け調子のロッドを使ったゲームスタイルでは、アタリに対し積極的にフッキングしていくのが基本です。このため、マダイの顎をフックがしっかりと貫通します。

そのため、マダイが激しく首を振って抵抗してもフックがはずれにくいのでバラシを軽減することができます。特に、重いタイラバヘッドを使う状況では、マダイの首振りによるバラシが発生しやすいため、このメリットは大きいです。

次のページで2モデルの詳細を解説！