すくすく育ってきたアオリイカの新子たち。今回は日中の短時間で、どのくらい成長しているかを調査してみました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
当日の状況
風は少し吹いていましたが、エギングには問題なし。天気は晴れ、波もなく、海は澄んでいて、海中の様子がよく分かる絶好のコンディションでした。
使用したタックル
今回はエギング用タックルを使用。エギは30年前から愛用している懐かしの2.7寸のヨーヅリ「ハナイカ型」を使いました。これはスリムなボディに塗りが施されたエギで、2.5号よりも少し大きく、3号よりも少し小さい絶妙なサイズ感です。
モンゴウイカがヒット
漁港の堤防にはすでに数名のエギングアングラーがいました。今回は漁港内外を順に回って秋イカの調査を行いました。まずは、春にアマモがびっしり生えていた内側のポイントを狙います。
エギをキャストしてフリーフォール。まだ少しアマモが残っているのが確認できました。このアマモの上にエギを乗せ、シャクってイカを誘います。すると、パツっとアタリがあり、最初にヒットしたのは新子のモンゴウイカでした。
港内にはベイトの姿は見えませんが、砂地にエギを着底させてシャクると、新子のアオリイカがエギに反応してきます。サイズアップを狙って堤防から深場にキャストしても、やはり同じサイズの新子ばかり。ベイトもいないため、潮の動かない堤防周辺からシャローの岩場エリアに移動しました。
岩場のシャローでアオリイカ登場
ここで、ピンクから視認性の高いイエローのエギに交換。キャストしてフォールするエギがよく見え、着底後にシャクると、マシなサイズのアオリイカが追ってきてヒットしました。シャローを狙って連続ヒットしましたが、やはり小型の新子も多く、触っては離れる姿が確認できました。
次に、シャローから深場のカケアガリを狙ってみます。着底後、シャクってフォールさせると、エギを持っていくアタリがラインに伝わりましたが、やはり小型のイカでした。
釣り終了&振り返り
15時に納竿。今回はベイトが全くいない時間帯だったため、藻場やシャローの岩場に多くの新子イカが集まっているのを確認できました。使用したエギは、ホワイトボディにピンクやイエローの背中を持つ視認性の高いもので、操作がしやすく、根の近くでの調査にも適していました。
今後はひと潮ごとに新子が大きくなっていくため、次回はキープサイズのイカが釣れるタイミングになるでしょう。シーズン初期はエギの操作練習に最適で、さまざまな誘い方を試すことができます。新子イカの反応も目で見て確認でき、深場でも同じような操作でアタリを取る練習が可能です。
シャローや藻場、岩場、テトラ、カケアガリなど、さまざまな場所を狙ってイカを探すことが、数釣りの練習にもなります。これからエギングを始めたい方にも、ぜひ挑戦してほしいと思います。
<田村昭人/TSURINEWSライター>