冬本番に近づくに連れ、陸っぱりの釣りも寒く厳しくなるが、冬だからこそ楽しめる釣りもある。私自身10年ほど前からルアーでクロダイを狙っているが、根魚ばかり釣れることもしばしばあった。そこで本格的に根魚を狙ってみるとお手軽で数が釣れ、25cmを超えるような良型も。これはこれで非常に楽しい癒やしの釣りだ。釣り方も私自身元々バスフィッシングからの転向なので、その延長線の考えで釣りをしている。そこで今回は癒やしのライトロックゲームを私目線で伝えてみたい。
ゴロタエリアでの攻略法
一般的に釣りやすく私もよく行く一番好きなエリア。足元のゴロタから先の切れ目が第一ポイントになるので、飛距離を稼ぐ必要がない。
まずは3gぐらいのジグヘッドに小さいワームを使えば何かしらの反応はあると思うので、サーチベイト的に使ってみてほしい。
根魚は上から落ちてくるものに対しても興味を示すので、着底するまで気を抜かず着底後まずはボトムを意識してゆっくり巻いたり、ボトムに着くか着かない程度の速さでスイミングさせたりして反応を見る。
反応がなければ、ロッドを軽くチョンチョンしながら巻いて止めるを繰り返したり、パンパンと軽く跳ね上げたり大きく跳ね上げたりと、その時々で反応がいい釣り方で誘う。
それで反応がなければ2~3歩移動し、同じように繰り返していくだけ。
さらに反応がなければ先ほど説明したワームのサイズやカラーをローテーションしていく。
足元付近で反応が悪いときは、ジグヘッドを重くして(5g程度)少し沖を攻めてみよう。攻め方は先ほどと同じでジグヘッドを重くする場合、フォールスピードを抑えるには高浮力素材のワームを使うといい。
また根掛かり回避にも役立つことを頭に入れておこう。
手前↓沖↓さらに沖と反応のいい所を見つければ、根魚は単体でいることは少なく一度釣れた場所には複数潜んでいることが多いので、そのときのヒットゾーンを集中的に攻めてみてほしい。
釣れるパターンを見つければ、同じ場所で連発する。
釣れるパターンを見つけるのも、ルアーフィッシングの醍醐味の1つ。反応が悪くなれば少し移動して同じように繰り返していくだけだ。
根掛かりが多発してしまう場合にはオフセットフックをお勧めするが、バイトがあってもしっかりと送り込まないとフッキングしないので、早アワセは厳禁だ。
そしてあまりやっている人は見かけないように思えるが、私の最終的な奥の手的釣法がある。
それはダウンショット。
フックの下にリーダーを30~50cmほど取り、シンカーを付けるやり方。エサ釣りの胴つき仕掛けのようなものだ。
シンカーは感度と根掛かり回避率を考慮して、3.5~5gのタングステンが望ましい。これに1.5インチぐらいの小さいシャッドテールか、ホッグ系のワームを付ける。
ボトムで反応が悪いときにかなりの実績がある。おそらくその場合は、魚の目線は上を意識していると予測される。
基本的にキャストしてズルズルと巻いてくるだけなのだが、シンカーが根に当たっても少し上にワームがユラユラと揺れているので、根魚にはかなり有効なメソッドだ。
着底と同時に釣れることも多く、なおかつ止めていても釣れるので、最終手段的な存在として覚えていて損はない。
基本ゆっくりと巻いてくるだけなのだが、時折リフト&フォール入れるのも有効。
ただし、かなり小さいサイズも釣れてしまうので、あくまでも最終的と考えておいてほしい。