8月中旬、福岡・遠賀・芦屋の柏原漁港から出ている星龍丸で今シーズン初の落とし込み釣りに挑戦してきた。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太）
TSURINEWS編集部
星龍丸で落とし込み釣り
落とし込み釣りは専用のサビキ仕掛けを使用し中層にいるベイト（イワシやアジなど）をまずハリに掛け、さらにそのまま仕掛けを底まで落とし掛かったベイトにフィッシュイーターであるヒラマサやヒラメなどを食いつかせて釣るというハラハラドキドキする私の一番大好きな釣りだ。
この日はベタナギで絶好の釣りびより。ポイント到着してすぐに仕掛け投入、ベイトの反応も良く中層ですぐにベイトが掛かった。しかし本命魚からの反応はない。ちなみに仕掛けは船匠のヒラマサスペシャル2がハリも小さくベイトの掛かりが良かった。
メインベイトのイワシ（提供：週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太）
船中ではポツポツ本命ヒットも…
落とし込み釣りはベイトが掛かった後の待ち方もいろいろあって船長から指示がない限り私はオモリを底に着け、なるべく底からオモリが離れないようサオ先を波と合わせて上下させて仕掛けを安定させることを心掛けている。イワシやアジの口は千切れやすく、あまり動かしすぎて外れてしまうのを防ぐためだ。
船長がポイントを細かく移動して船内ではチラホラと本命魚が上がり始めていた。私の隣の人も楽しそうなやり取りの後、ワラサ（中型ブリ）をゲットしていた。この時、私はまだマトウダイとかわいいサイズのアコウだけ。船長いわく潮が全然動いていなかったらしく魚の活性も高くなさそうとのこと。「チャンスはあるから絶対バラさんようにね」とプレッシャーをかけられる。
特大のマトウダイ（提供：週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太）納竿間際に本命ヒラマサ
本命魚が来ないまま納竿の時間が迫っていた。相変わらずベイトは掛かっているので後は本命魚に食いつかせるだけ、そしてその時が来た！
掛かったベイトがバタバタと暴れだしサオ先が1回、2回と海面に突き刺さり一気に重みがサオから伝わってきた。掛けた瞬間、強烈な引きにサオをのされそうになるがサオを少し立てて体勢を整え手巻きと電動で底から引き離し、仕掛けを切られるのを防ぐ。底から離せればドラグを調整し一定の負荷で魚を海面まで釣り上げる。
上がってきたのは一番の本命ヒラマサに歓喜の声が出た。
本命ヒラマサ80cm（提供：週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太）落とし込み釣りはこれからがシーズン本番。釣り方自体はサビキ仕掛けを落して待つだけとだれにでも大型魚、高級魚を釣れるチャンスがある釣りなので、みなさんにも挑戦してみてほしい。
ヒラマサは刺身に（提供：週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太）
＜週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太／TSURINEWS編＞
