8月3日（土）、長崎県・上対馬町豊から同級生3人で出船した。国境の島・対馬で、真夏の穏やかな海風を受け、午前にアコウ（キジハタ）とマダイ、午後はホシカリ（アラカブ・カサゴ）を狙った釣行をレポートしよう。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター・齊藤真）
地椎根島沖でアコウ狙い
今回の釣行は中学・高校の同級生、千葉県松戸市の三好さんの声掛けで決まった。同船者は上対馬漁業共同組合の組合長八島さん、そして岡山県岡山市の筆者の3人。
釣行当日は中潮（満潮8:00・干潮14:00）。八島さんの船で豊港を8:30に出船。穏やかな湾内を抜けて、およそ15分で地椎根島沖の最初のポイントに到着した。
八島さんの操船で豊港を出船（提供：TSURINEWSライター・齊藤真）当日のタックル
当日のSLJタックルはスーパーライトジギスト63ML、リールは3000番にPEライン1.5号、フロロカーボンライン6号1m、ジグはキックボトム80g。マダイ狙いにはフリースライドVSヘッドプラス80gを使用した。
タックル図（提供：TSURINEWSライター・齊藤真）
開始早々に本命アコウ40cm登場
地椎根島沖の水深は30m、多少の波があるものの海風は穏やかで、真夏の日中でも快適な釣りとなりそうだ。さっそくパラシュートアンカーを投入。彼方に航空自衛隊海栗島基地を望み、船を安定させて流し釣り開始となった。
彼方には航空自衛隊海栗島基地を望むポイント（提供：TSURINEWSライター・齊藤真）午前9:00、八島さんの竿が海中に引き込まれる。潜り込もうとする引きに大物の予感。すかさず三好さんがタモを取りサポートに入る。
三好さんがサポート（提供：TSURINEWSライター・齊藤真）無事に取り込まれたのは本命アコウ40cm。開始早々の良型の本命登場に、いやがうえにも期待が高まった。
本命アコウ40cmキャッチ（提供：TSURINEWSライター・齊藤真）ゲストのアカハタヒット
しかし、その後は期待と裏腹にポイントを探りながら我慢の釣り。八島さんは、組合長の威信にかけて釣らせたいオーラを輝かせ操船してくれる。
その甲斐があり10:00ごろ、三好さんにうれしいゲストのアカハタが。少し時間をおいて、地元名でホシカリ（アラカブ・カサゴ）も釣り上げた。いずれも良型で、三好さんは一安心。
三好さんのアカハタ（提供：TSURINEWSライター・齊藤真）国境の島・対馬
このポイントは、韓国・釜山港と上対馬町比田勝港を結ぶ高速船が航行する国際航路だ。また、この高速船は船客へのサービスなのか、ずいぶん私たちの釣り船の近くまで低速で接近してくる。
それから、釜山港に向け徐々に速度を増していくNINA号を見送り、涼しい海風と穏やかな海原の上で時間が過ぎる。
比田勝港から釜山港へ向かうNINA号（提供：TSURINEWSライター・齊藤真）
