愛知県常滑市の苅谷漁港から出船するALLRAID。新造船の完成に向けて着々と準備が進められていたが、遂に完成!進水式の一報が届き、その貴重な瞬間に立ち会うために車を走らせた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版編集部・牧田)
ALLRAID新造船の進水式に密着
7月7日午前7時、快晴の中、造船所に到着すると真新しい船がスタンバイ。緊張と喜びが入り混じった笑顔の船長とそのご家族がお出迎え。進水式の様子と、今後の意気込みについて伺った。
モノトーンを基調とした船体に最新鋭の機器を装備
ブラック塗装のコンソールにはALLRAIDの文字が輝いている。
進水前にお神酒で船の各所を清めし、いざ入水の儀へ。
船長のご家族がライフジャケットを装着し、光和造船の社長自らウインチを使ってゆっくりと海面へ降ろした。
船が海面に浮かび、いよいよエンジンスタート。しかし、船長は緊張のあまり装備機器の操作が飛んでしまい、仕切り直し。115馬力のエンジンを無事リスタートし、船首に大漁旗をたなびかせながら常滑沖に向けて発進した。
我々は陸からお見送り。2時間弱のクルージングを楽しんだ後、いつもの船着き場で再会。真新しい船体が中部国際空港の正面に構える苅谷漁港へと入港。船長は新造船の喜びと緊張を感じながら、「新しい相棒と頑張ります!」と意気込んだ。
船のスペック
・光和造船オーダーメイド和船 全長33ft
・MAX11人乗り
・エンジンスズキDF115BTGX 115馬力
・イケス
・GPS魚探
・前後キャスティングレール
・18本収納可能のロッドホルダー
・トイレ完備
・その他無料レンタル備品
・桜マーク付きライフジャケット
・レンタルタックル
レンタルをご希望の際は予約時にお伝えください。
新造船で気持ち新たにRESTART!
2021年7月31日から伊勢湾沖、湾奥のターゲットを狙う遊漁船としてスタートしたALLRAID。ALLRAIDの意味は「ALL(すべて)とRAID(襲撃)」を合体させ、伊勢湾全域とすべての魚種を狙うという意味が込められている。
プランは今まで通りだが、設備は最新鋭。新造船となったことでボートのパワーも大幅にアップ。クルージング主体の青物ポイントへの移動やポイント間のランガンもスピーディ。安心して釣りに集中できる細かな装備も充実している。
前後にキャスティングレールを設置し、キャストやパワーファイトの安全面もサポート。ナイトゲームではレール収納型間接光仕様となっており、海面を照らさないようになっている。船上は移動時以外は常時足場を照らしているので、お子様も安心して釣りに集中できる。ロッドホルダーも18本収納可能で、イケスの容量も十分だ。
伊勢湾ルアー釣りに幅広く対応
伊勢湾エリアでの大型青物を狙うサワラキャスティングやティップラン。常滑沖・名古屋港などの湾奥でのシーバス・ボートマゴチをはじめ、ファミリーやグループ等で利用するチャーターボートのガイドをメインに、季節の釣り物(キス、タコ、根魚等)を狙う希望者を募り、乗合での出船にも対応していく。
これから始まる青物シーズンに向けて準備しているアングラーには今一押しのガイドボートである。新造船でのリスタートを切ったALLRAIDと共に、きっとメモリアルな釣果と釣行となることだろう。
ALLRAID詳細
船長:中島 芳浩(愛知県常滑市出身)
予約方法
・電話:090-6098-8690
・LINE
最新の情報はInstagramやホームページから確認してみよう。
<牧田亘/週刊つりニュース中部版編集部>