以前、三重県四日市市の霞ケ浦ふ頭ヘアナゴの夜釣りに出かけた際、大勢の人が海面をライトで照らしてヒイカを次々にヒットさせているのを見て、私もヒイカ釣りにチャレンジしようと12月8日に出かけた。当日はシラサエビを使ったウキ釣りで挑戦!
ウキ釣りでヒイカ狙い
ヒイカの狙い方はエギとウキ釣りがあるが、今回はウキ釣りでチャレンジだ。
事前にフィッシング遊の四日市店で仕掛け類をピックアップして準備万端。
当日はシラサエビを購入し、午後7時に霞ケ浦ふ頭に到着した。
広い霞ケ浦ふ頭には釣りテラスなどもあるが、ヒイカの人気ポイントは通称ウール岸壁だ。
すでに暗闇のふ頭にはたくさんの車と人影。海面だけはライトに照らされて明るく輝いている。
エギやウキ釣りでヒイカを狙う人に交じってアナゴ狙いのブッコミ釣りの人もチラチラ。そんななか、空きスペースを見つけて車を止める。
ウール岸壁は車が横付けできるので楽チンだ。
まずは充電式のLEDライトで海面を照らす。
スムーズにサオが出せるように前もってセットしてきたリール付きの磯ザオ3.6mを伸ばし、電気ウキとヒイカの仕掛けを取り付ける。
シラサエビの尻尾にハリをチョン掛けにして準備完了だ。
1杯目はサイトフィッシングで!
1本目のサオはウキ下2m、2本目は3mに合わせて投入。あとはウキに変化が出るか期待しながら見つめる。なかなかアタリがないので、時々サオ先を上下したり、ゆっくりと左右に動かしたりして誘いを入れた。
しばらくすると小型のサヨリがライトの明かりに寄ってきた。ベイトが寄ってきたということはヒイカもくるはず。
期待していると、また魚影が見えた。魚だと思ったが、よく見るとヒイカだ。
表層を泳いでいるので、仕掛けを巻き上げてヒイカの前に漂わせる。あっちヘスイスイ、こっちヘスイスイと泳いでいるので、ヒイカの進行方向を予想して仕掛けを持っていくと、ススーッとシラサエビに近づいてきて抱きついた。
サイトフィッシングで掛けアワせ、胴長5cmのヒイカをゲットした。
サイトフィッシング最高と思ったが、あとが続かない。
浅ダナへ変更すると?!
タナは浅いと判断してウキ下3mを1.5mに変更する。エサをチェックしても残ったままだ。元気のいいシラサエビに取り替えて投入。周りの状況を確認してもアタリは渋いようだ。
週の前半は暖かかったが、後半は急に寒くなって水温が低下したのでヒイカの乗りが悪いのか。
そんなことを考えていると、ウキがジワァーと沈むアタリだ。慎重にサオを上げると、一人前に海水をビューとジェット噴射してヒイカが上がってきた。胴長9cm、サイズアップだ。
当たりダナは1.5m。もう一本も1.5mに合わせると、しばらくしてアタリが出た。胴長7cmを追加してこれからだと気合を入れたが、アタリはピタッと止まってしまい、午後9時半すぎにサオを納めた。
ヒイカ釣りチャレンジの結果は3匹。ヒイカの顔が見られたので良かったが数に不満が残った。まだまだ寒さに負けずにチャレンジあるのみだ。
<週刊つりニュース中部版 APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>
四日市市 霞ケ浦ふ頭