栃木県奥日光・湯ノ湖のトラウト釣り解禁日の5月1日(水)に釣行した。私は毎年5月の連休にはここを訪れて、マス釣りを楽しんでいる。この湖にはヒメマスをはじめ、ニジマス、ホンマス、ブルックトラウトと4種類のトラウトが放流されている。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・郡直道)
湯の湖でボート釣り
解禁日は特別に普段より2時間早い5時が開始時間。入漁券も特別に前日の17時から釣り事務所で販売されていた。入漁料も通常5月は舟釣りが¥3600のところ、解禁日だけ¥4600円になっている。
当日は予約しておいた2人乗りボート代を日光湯元レストハウスで支払って、時間になったところで漕ぎ出した。狙ったポイントは好きな1本杭。ほかのボートの多くは、別のポイントに向かっていた。
アンカーを下ろして準備を始める。竿は2本までというルールなので3.6mと2.7mの振出しリール竿を使用。ウキなしのミャク釣り仕様で、天ビンに1本バリ(サビキや枝バリは禁止)とした。エサは生イクラとブドウ虫を併用した。
例年は湖畔に雪が残るような状況が多いが、今年はやはり暖冬だったのか気温は高い。午後は雨予報だが風もなく快適な釣り日和だった。
32cm良型ヒメマスキャッチ
エサを付けて1本目を投入。タナを5mにセットして2本目の投入準備をしていると、突然大きな水音。魚がライズしたようだ。あわてて竿先を見ると、穂先が完全に延びきっている。リールを巻いてイトのたるみを巻き取ると、良型のヒメマスがえらいスピードで泳ぎまくりはじめた。無事にタモ入れしたのは、32cmの良型ヒメマス。
背骨を切断して血抜きして、エサを付けかえて再度投入。2本目の竿も同じタナで投入した。数分後、こちらの竿先が絞り込まれた。リールを巻くとこちらも良型、泳ぐスピードからヒメマスと確信した。しかし、アンカーロープに引っかかって痛恨のバラシ。
気を取り直して2本の竿先を注視していると、2本目の竿先がまたも絞り込まれた。今度はあまり泳ぎ回らせないように慎重に取り込んで2尾目をゲットした。その後、さほど時間を要せずに同型の3尾目を取り込む。
時合い後は音沙汰なし
この時点で7時ごろ。漕ぎ出しから2時間で32cmほどのヒメマスが4アタリ3ゲットと順調に推移。だが、ここで時合いが終了し、アタリがまったくなくなってしまった。
エサをこまめに交換してタナもいろいろ探ったが、どれも効果はない。雨が降りだしてきたので10時30分ごろに納竿。釣果は31~32cmヒメマス3尾(すべてキープ)だった。
この日は解禁のトラウトフェスタがあり32cmのヒメマスでエントリーしたが、上位は34cm台で入賞はならなかった。
<週刊つりニュース関東版APC・郡直道/TSURINEWS編>
湯ノ湖