正月料理の定番食材・マダコを自分で狙いに行ってみてはいかがだろう。釣果で作ったマダコ料理ならば正月のメイン料理になること間違いなしだ。最新釣果情報とともに、テンヤでの釣り方を解説しよう。
東京湾マダコ釣況
東京湾では、浦安の吉野屋が東京湾一帯の水深15m前後狙い、12月12日1・5~3kg1~2尾。10日7人で船中9尾。9日15人で出船し2kg超え主体に17尾。
鶴見潮見橋の新明丸や金沢八景の一之瀬丸などで出船予定。
マダコ釣りの釣り方
基本的には専用テンヤ50号にカニなどを縛って狙う。
近年、竿とエギを使った釣りも注目されているが、今回は基本となる手釣りについて解説。
貸し道具一式は乗船料に含まれることがほとんど。クーラー一つで楽しめる。
エサはしっかりと木綿糸でテンヤに縛る。根周りなどを攻めるので、ぶつかっただけでエサが外れてしまうようでは、意味がない。がっちり固定されていることが大事。
タコ釣りの集寄
紅白のビニールヒモや金銀のアルミテープなどが一般的で、手軽に用意でき、長さや量を手軽に調整できて便利。しかし、水中の抵抗が増し、沈下速度や感度が落ちるので付けすぎは逆効果。
タコテンヤの小突き方
基本はテンヤが底を離れないように行う。
指に掛けたイトを、10cmほどの幅で小突いてテンヤを動かす。このとき、微妙な乗りが分かるように力を抜くこと。つまむようにイトを持って誘う。
タコ釣りのアワセ方
タコが乗ると、指にムニューときたり、ジワーッと重みが伝わる。
反応をキャッチしたら、イトを張って聞き上げる。ここで濡れタオルが掛かったような感触があれば、乗ったと思っていい。
足先だけ絡めてくる場合があるので早アワセはNG。ひと呼吸おき、しっかりとテンヤに抱きつかせることがキモ。
違和感がより強くなり、引っ張られる感触が伝わってきたらイトをつかむ利き手を海面に送り込み、体を前に倒してから大アワセ。乗ったら、スムーズにたぐっていく。カエシがないので、イトがたるまないよう一定の速度で行う。
マダコ釣りの必需品
釣り上げたマダコは、網目のネットに入れて海水を入れたオケへ。
ファスナー付きの洗濯用ネットは便利。少しでも隙間が空いていると、知らぬうちに脱走していることが多いので、しっかりと口を縛る。
釣った後の下準備
塩か片栗粉をたくさんまぶし、手で揉んで水で洗い流す。
同時に頭をひっくり返して内臓を取り除き、たっぷりのお湯でゆでる。時間は好みだが、目安は1kgあたり1分。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>