著者は小学生の頃から釣りを始めて、約30年になる。GWとなると釣り好きの父が様々な場所に連れて行ってくれたのだが、その中でも忘れられないのが、伊豆七島の一つである神津島への遠征だ。今回は、著者の神津島遠征釣行を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
エギングでヒット
そこで目先を変える為にエギングに変更し、アカイカ狙いである「中層付近を緩やかにシャクって誘う」というアクションを実行したところ、突如「ドン!!」という衝撃が手元を襲った。そこから急激にギュィイイイイ!!!とドラグが引き出されていったのだ。
当時まだアカイカを釣ったことが無かった著者は、「アカイカ狙い=ヒットしたのはアカイカ」だと思い込み、「なんて強烈な引きなんだ!!」と驚いたことを今でもよく覚えている。(笑)
浮上したのは特大アオリ
獲物は中々上がってこず、5分以上のやり取りを続けるうち、「これは流石におかしいぞ」と気づいた当時の著者。なんとかして水面に浮上させたのは、予想に反してアオリイカだった。暗闇のためイマイチサイズが判らず、やや気が動転していたこともあり抜き上げようとしたのだが、大旦那さんが「アオリだよ!これはタモだよ!」と止めてくれた。
近くにいた父が必死の形相でタモ入れしているのを見て、「あ、これやっぱりデカイんだ」とようやく実感。そして堤防に水揚げされたイカは、想像よりも遥かに巨大だった。
宿で検寸すると1.85kg
何枚か携帯で撮影したのだが、あえなく電池切れ。しかも間の悪いことに、なんと著者のデジカメ・父の携帯も電池切れになってしまい、持った写真は撮影できなかったのが心残りだ。
宿に戻ってから検寸してもらうと、重量は1.85kg。「釣りたてだったら2kgはあったと思うよ」と若旦那さんに言われ、遠征後すぐに検量機を買ったのは今でもいい思い出だ。
GWはロマン溢れる遠征を
今回紹介したのはGWでの遠征釣行の様子だが、秋に神津島を訪れた時は、堤防から60cmクラスのホンガツオがヒットしたり、50cm近いスマ・ヒラソウダが地続きの堤防から釣れたりと、瀬戸内の海では考えられないような釣りを堪能できた。
GWという纏まった休暇だからこそ、入念に準備を整え、ロマン溢れる遠征釣行をしてみてはいかがだろうか。きっと一生忘れられない思い出に残るはずだ。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>
神津島