沖縄県の海といえば海水浴にシュノーケリングにダイビング!だけではない。知らない人も多いかもしれないが、実は船宿が点在している。昔ながらの漁師兼用の釣り宿もあるが、最近ではプレジャーボートを使用し遊漁を楽しませてくれるところもある。今回はそんな沖縄で最近流行りのパワーひとつテンヤ釣りで様々な魚を狙ってみた。
いざ沖縄遠征釣行へ!
11月21日(水)~11月24日(土)に釣り仲間5人で沖縄遠征へ。もちろんパワーひとつテンヤをメインで楽しむつもりです。羽田空港より那覇空港まで3時間の空の旅、その後空港付近でレンタカーを借りて瀬底島方面へ。
初日にお世話になったのはFishing Boat北斗。時間が短く夕暮れまでの短時間釣行に。
出船前キャプテンの話を聞くと 、この時期には珍しい台風の影響で北東の風が強く瀬底島裏のポイントには行けないので、美ら海水族館沖で一つテンヤをやるとの事。
ひとつテンヤは10号~15号で良いとの事だ。
攻めるポイントは砂地交じりの粒根と起伏の激しい根際。水深は30~50mで釣れる魚は色々!いかにも沖縄らしい設定ですでにワクワクが止まらない。
早々にアカハタにイソフエフキダイ!
ワクワクしながら10号のテンヤとひとつテンヤ用の海老をセット!ボトムを取り誘い上げからフォールを繰り返す。
第一投目に顔を出したのはアカハタ。奇麗な朱色に縦縞が印象的な魚だ。餌は投入毎にむしりとられ、魚影の濃さをひしひしと感じる。
ヒメジやベラが掛かる中、ゴチョゴチョと竿先を揺らす犯人は南国のカワハギ。これに見つかったら一瞬でやられてしまう。そんな中ゴンゴンとしめこむ引き込みを見せたのがイソフエフキダイだ。
沖縄ではクチナジと呼ばれ、釣り魚としてはポピュラーな魚。
夕マヅメにアカジン!タマン!
そして移動を繰り返し砂地周りで地元で人気の高級魚シロダイ(シルイユー)が顔を出し、夕マヅメに連れて魚の活性が徐々に上がってきた。
関東ではまずやらない身餌、これはヒメジやベラなどの魚をその場で下して鱗を取らず細長くして針に刺すやり方。
その身餌で底付近をトレースするといい当たりが来た!
何度も突っ込まれながら上がってきたのはアカジン(スジアラ)この魚は沖縄で一番おいしい魚と呼ばれ珍重されている。そして日が沈む瞬間はタマン(ハマフエフキ)が連発で2発出た。
大型魚の回遊でラインをいとも簡単に切られたり、掛けた瞬間根に潜られたりと、悔しいながらもタイムアップになり沖を上がる事となった。