釣るのが難しいとされ、専門に狙う釣り師も多いチヌ(クロダイ)。とはいえ行動範囲の広い魚でもあり、磯、イカダ、防波堤などいろんなポイントで狙えます。中でも河口は意外と簡単に釣れるポイントでお勧めです!
海?川?こんなところにもチヌはいる
チヌは川の河口など淡水が入り混じる汽水域でも生きられる魚。
大きな河口付近では釣り師も多いのですが、小さな川の河口でも、シーバスやボラ、大きなコイもいることがあり、様々な魚を狙うことができます。
それというのも、汽水域はいろんな魚のエサとなるものが多いのです。小さな川の水深1m以下の浅場をチヌの群れが泳いでいるのが確認できるようなこともあります。
警戒心の強いチヌがそんな浅場でも意外と釣れるのです。
いきなりチヌが釣れる
ポイントの目安のひとつは、底が泥もしくは岩や貝だらけの場所。
チヌはその泥の中や岩のスキマにいるゴカイ、カニなどの生き物を食べています。
ワームやルアー、ゴカイ、カニなどのエサをポイントの奥へチョイ投げし、少し誘いをかけながらポイントまで引っ張ってくるだけで、チヌが食ってきます。
チヌやキビレチヌのほかには、マゴチやフグ、時にはタコなどの意外なゲストも釣れることがあります。
アタリ、引きは小さくても立派なチヌ
釣りやすい時間帯は夜ですが、昼間ならチヌから人影が見えにくくなるような水が濁っているときや、満潮前後の時間が狙い目。
アタリは竿先や手元に直接ブルブルっときます。
ゴカイなどの場合はすぐにアワセず竿に魚の重みを感じるくらいでアワセますが、ワームやルアーはガブっと食いつくこともあるので、違和感を感じたら即アワセましょう。
チヌはどんな釣り方でも同じで縦にゴンゴンっと引っ張る独特の引きかたをします。手軽にできる釣りでチヌの力強い引きを味わえるのです。
夜が釣れやすいので夕涼みがてら気軽に釣りを。
チヌは夜によく釣れるので、近くに海があれば仕事帰りの数十分や休みの日の夕涼みがてらに気軽に楽しめます。
しかし明るいうちに、水深や根掛かりしそうな障害物など、ポイントの視察は必要です。
小さな河口では釣り禁止の場所もあります。船が係留されている場所ではサオを出さないように。
釣り禁止の場所への立ち入りや、駐車禁止の場所に車を停めるなどせず、ポイントは必ず事前に確認しましょう。
最近では釣具店にチニングというコーナーができるほどなので 、近くに釣具店があれば釣りをできそうな場所を聞いてみるのもいいでしょう。
チヌ釣りは特に夏の夜が楽しい釣り。
意外な身近で釣れますので、ぜひ試してみてください。