11月中盤、大阪・泉佐野からブルーマックスに乗船して洲本沖へタチウオ狙いのテンヤ釣りに出かけた。
タチウオテンヤ釣りタックル
この日は風と波の影響で出船を危ぶまれていたが、なんとか午前5時40分に出船した。6時45分に洲本沖へ到着し、水深67.5mラインからスタート。
サオは極鋭タチウオテンヤSP・EX・AGS178、リールはフォースマスター401の左巻きハンドルに長径のダブルハンドルを装着したもの。
テンヤは快適船タチウオテンヤSS40号の夜光シルバーフレークと紫ゼブラ、ケイムラ白夜光。エサは練餌海道の特殊集魚効果サンマ「KINGドラゴン」を使用。
当日の作戦
朝イチのテンヤはグロー(夜光シルバーフレーク)でエサはロールとシングル巻き。タチウオの活性が分からないので、シングル巻きでシルエットを小さくして、活性が高い時や入れ食い時はロール巻きに切りかえる作戦だ。
ロール巻きの方が何匹ものタチウオを釣り上げて、エサが食い散らかされても、シングル巻きに比べてエサが残ってくれるので、手返しよくタチウオを釣り上げることができるような気がする。
あと、私が必ず移動中にしていることは、新しいKINGドラゴンにチェンジすることで、次のポイントに到着した時、集魚効果成分でタチウオに自分のエサをアピールすることができる。
早速ヒット!
船長が「50~40mで反応が出ています」と詳しくアナウンスしてくれる。
私はテンヤをいったん底まで落として、力強く3回ハンドルを回して4秒止める。これを2、3回繰り返し、穂先の反応を見る。
メタルトップに関しては、魚がテンヤ付近にいる震動が手に伝わってくるので、この震動を感じればすぐに電動の速度1、2で巻き上げながら力強く大きくハンドルを3回転回し、4秒ハンドルを休める。潮は速くないのにテンヤが軽くもなく重くもなく、サオを2回大きく上下に振ってみてもテンションは軽くない…。
不思議な感覚になりながらも穂先に軽くアタリが出て、掛けにいくと同時に気持ちよくサオが海面に刺さった。
刺さり過ぎてサオが海に力強く引き込まれたので、電動巻き上げを少しゆっくりにして、タチウオが外れないようにサオを持ち上げた。
ラインが緩んでいないか確認、軽く感じれば速度を上げ慎重に巻き上げると、海面から出てきたタチウオの顔にびっくりして大騒ぎしてしまった。
初ドラゴンGET!
取り込み時にバラさないよう、しっかりとリーダーを手に取り、勢いよく取り込んだ。
上がってきたのは125cmのドラゴンタチウオだった。もちろん、自己最高記録で、実は初めてのドラゴンゲットなのだ。
シマノ・ドラゴンダービーで120cm以上のタチウオを釣り上げた人がもらえるドラゴン認定ステッカーをいただいた。
そして、この日はタチウオ33匹でサオ頭をいただき、うれしさも倍増。ブルーマックスの女将さんが笑顔で港で迎えて、思わず抱きついて喜びをかみしめた。
<週刊つりニュース関西版 APC・飯沼瑞枝 /TSURINEWS編>
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