良型狙いのアジングに最適なシーズンと言えば、寒さが緩んでくるこの季節。しかし、天候とは気まぐれで、寒気の流れ込みが、予定していた釣行日に限ってやって来ることもあります。まさに、「極寒アジング」の予感。寒さに耐性の無い筆者は、気温で釣行を諦めることもしばしば……。そこで今回は、寒さ極まる環境下でも釣りをすべきか、その有効性について「メリット」と「デメリット」の考察をした「Boot Camp的釣行」の結果をご紹介致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・松永一幸)
極寒アジング釣行に選んだ場所
今回は、外洋に面しており、潮通しの良いフィールドの多い天草の中から、一つの漁港をチョイスしました。その広い漁港の中で、沖に伸びた堤防の先端に、街灯がある場所をポイントに選び、そこに入ることにしました。
日中に観察しておいた状況は、上げ潮の時は港内へ潮が流れ込み、それに乗ってベイトが回遊して来る良い雰囲気でした。しかし、いつもは先行者がいる人気のポイントです。
当日のタックル
・ロッド:PSR60 The Next Stage
・リール:13’ソアレCI4C2000PGSS
・ライン:エステル0.3号
・リーダー:フロロカーボン0.8号
当日の気温
予報では、最低3度と、まぁ〜筆者としては新しく揃えた防寒着もあり、耐えられると踏んでの釣行でしたが、現地に到着し、車の外気温計で気温を確認したところ……まさかの−2度!
体感温度としては、防寒着を着ているのにも関わらず、風が痛い!寒さを感じるどころか、命の危険を感じるレベルです。風に煽られる度、気を失いそうになります。
ポイントの状況
上潮の2分目からポイント入り出来たので、街灯に照らされた海の様子としては、目の前に潮目が発生しており、堤防先端(足元)から沖に、「払い出しの潮」が流れています。
流れも緩やかで、風は3mと条件は良さげです。
攻め方とアクション
勿論、潮目の中を探るのですが、街灯の灯が届かない場所と堤防で出来た影で構成された、2段のシェードがあると考え、街灯の灯が薄くなっている部分へキャスト。
カウント8をとり、そのレンジを出来る限りキープしながら探っていきます。また、時々止めのアクションを加える、ストップ&ゴーでアプローチしていきます。
使用したリグ&ワーム
ジグヘッドの0.7gに1.8inchのワームを使用しました。また、ジグヘッドの重さは変えず、ワームのカラーチェンジで当たりを探る手法です。
選んだカラーとしては、「あめふらし」、「ぎん」、「ふよう」、「ともしび」の4色で、まさにプランクトンパターンの定番カラーをチョイス。また、日中に確認しておいた水質は、かなりクリアでしたので、水質の良さを意識したカラー選択としました。