渓流釣り河川ポイント紹介2024:益田川漁協管内(岐阜)魚影の濃い河川がたくさん

渓流釣り河川ポイント紹介2024:益田川漁協管内(岐阜)魚影の濃い河川がたくさん

新年早々から震災、記録的な大雪。災害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。今年も、毎年恒例になっている岐阜県飛騨市の益田川漁協管内のアマゴの河川紹介をしていきたいと思う。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・細江太)

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淡水の釣り 渓流釣り

上流部・小坂地区

この冬はほとんど雪が降らず、うっすらと積もったのが3回ほどで、むしろ水不足が続いている。解禁までまだ日にちがあるので、期待しながら待ちたい。稚魚放流、成魚放流の実績は、漁協のホームページで紹介しているので、そちらで確認してほしい。

まずは管内上流部の小坂地区を紹介したい。小坂川(大洞川を含む)、本流がメインとなる。本流は門坂地区のとしちゃん食堂裏から、益田川上流漁協との境界までがお勧めポイントだ。

渓流釣り河川ポイント紹介2024:益田川漁協管内(岐阜)魚影の濃い河川がたくさんグッドコンディションの本流アマゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・細江太)

トンネルに入る橋から上流300mほどは、大岩が多くありアップダウンの激しい遡行が求められるため、十分注意しながら入川したい。

複雑な流れの中に大小の淵があり、他の場所よりもワンサイズ大きな魚が釣れてくる。

そこから上流は平たんで、楽に遡行できる。貯木場前にある200mほどの瀬には上下にある淵から魚が入り、4月中ごろからは幅広の美しい魚がサオを曲げてくれるだろう。

小坂川&大洞川

次に小坂川、大洞川を紹介しよう。益田川との合流点から道の駅はなもも裏までは、連続遡行できるポイントも少ないだけでなく、入川口も少ない所だ。

少し釣っては移動の繰り返しを余儀なくされる、ハードなポイントだ。8mのサオでも届かない大場所もたくさんあるため、必然的にビッグワンの確率も高い。

道の駅から上流で小坂川方面は、がんだて公園まで。大洞川方面だが、鹿山筋谷のエン堤まではなだらかで初めての人でも安心して釣行できる。サオも5~6mもあれば十分足りる。各河川のそれより上流と小坂川の支流の小黒川は、源流域がメインとなる。

竹原川&乗政川

上流域(小坂地区)の紹介はこれぐらいにして、今度は下流域の竹原川、乗政川を紹介したい。5~6mのサオがあれば、ほぼ全てのポイントを網羅できる。

益田川との合流点から発電所下までの間は、大岩がいくつも重なり合っており、足元が滑りやすく遡行には十分注意が必要だ。水の状況にもよるが、本流から遡上してきた尺上アマゴと格闘できる可能性がある。出水の後は要チェックだ。

発電所より上流は、所々に木が生い茂っており、釣りの邪魔をする。足場も比較的良く、釣りやすい川だ。乗政川の方が若干傾斜が強いが、流程が長い分魚影が濃い。

渓流釣り河川ポイント紹介2024:益田川漁協管内(岐阜)魚影の濃い河川がたくさん益田川漁協管内の仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版APC・細江太)

貯木場を過ぎた辺りから、イワナの比率が上がってくる。もう一方の竹原川はドライブイン舞台峠辺りまでがメインフィールドだ。川の規模の割に型のいいアマゴが釣れる。絶対ではないが、2つの河川の合流点から上流どちらも500mほどの範囲内で、春先に尺上イワナが高確率で釣れている。

居着きなのか遡上してきたのか分からないが、1~2匹は釣れている。ここは要チェックだ。

他にも管内には山之口川、門和佐川、輪川など魚影の濃い河川がたくさんある。今は情報社会。漁協でもいろんな情報を発信している。釣行前に状況を把握して、より楽しい一日にしてほしい。

 

 

<週刊つりニュース中部版APC・細江太/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
益田川漁協
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年2月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。