ミニボート釣行における【灯火の必要性】マヅメ時はもちろん日中も点灯を

ミニボート釣行における【灯火の必要性】マヅメ時はもちろん日中も点灯を

私は30年以上前にゴムボートでボート釣りを初めて体験。その後、2馬力4馬力のカートップボートであちこちで釣り歩き、親水性の高いミニボートも楽しんでいました。しかし、その中でいろいろと怖い思いもしているのです。その経験もあって、日出前なら港外に出た時に明るさが出始める時刻に、危険がないように慎重に出航しています。今回は、夜間航行についてのお話です。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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日出時刻過ぎても暗い場合は出航を待つべき

日出時刻とは、太陽の上端が地上に現れた瞬間のことを指しますが、すぐに明るくならないし、曇天ではなおさら暗いです。法律上日出以降は無灯火でも航行可能ですが、リスクがあるので転ばぬ先の杖が必要となります。

対策品は、LED誘導灯(交通整理用)、笛、旗です。昼間帯でも旗サオはかなり有効で、多くの方々が使用されています。船体が低いミニボートは、昼間でも見えにくく、高い位置にある旗が目印になるのは間違いなく、かなりの効果が期待できるのです。

夜明け後の薄暗い時間帯は、その旗に加えて、光物を加えてみましょう。交通整理員が使うLED誘導灯(大手通販で格安で買える)は、地上でも随分遠くから見える上、船体に固定すれば、日出以降の薄暗さでも他船から見えやすい目印になります。

また、笛(小型船舶法定備品)は、使える場所にひもでぶら下げて常備しておきましょう。いつ何時、船が自分に向かって来るかわかりません。相手に認識させるのが、自身の一番の安全対策です。

ミニボート釣行における【灯火の必要性】マヅメ時はもちろん日中も点灯を笛は常備しておこう(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

昼間でも突然の霧に襲われることがあります。低い艇体のミニボートはレーダーに反応しにくいことを知ってください。さっきまで青空が見えていたのに、霧が沿岸部まで来ることがあ流のです。そんなときは、岸に向いて一目散に逃げましょう。LED誘導灯は、ここでも使用できます。

ミニボート釣行における【灯火の必要性】マヅメ時はもちろん日中も点灯をLED誘導灯(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

「私は見えている」ではダメです。旗と一緒に昼間帯も点灯をお勧めします。明るい光は、命を守る最低限のものです。海上では、君子危うきには近寄らずです。

LED誘導灯は、昼間帯航行の安全対策品で、法的な航海灯とは違い、夜間や視界不良時航行はできません。間違えないようにしてください。

日の出に離岸しても朝マズメは釣れる

朝マズメは、釣り人にとって絶好のチャンス、早く沖への気持ちは皆同様ですが、暗い海は本当に怖いです。太陽光が低い時間帯は、海中はまだうす暗く朝ごはんの始まりくらい。充分にまだまだ朝のチャンスタイムで釣果を期待できますから、安全を確保して出航しましょう。

いずれの立場でも安全対策重要です。海上で海上保安庁の臨検を受けると、免許のあるなしに関わらず必ず船長と呼ばれ、自覚を促されます。それだけに船長の責任は重いので、順法と安全に万全を期しましょう。ご安航と大漁をお祈りします。

<丸山明/TSURINEWSライター>