深海釣りの第一人者であり、「ディープマスター」の異名を持つ「岡本光央」さん。今回は、昨年秋に発売されたアカムツ専用ロッドHYPER BLADE AKAMUSTU 235を使用し、実釣解説をしてもらった。釣行では、静岡県熱海市網代にある富士丸に乗船。当日は、強風に見舞われ早上がりとなったものの、竿の強みが活きる釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 河野)
富士丸でアカムツ釣り
2月13日、静岡県熱海市網代にある「富士丸」へ。アルファタックルフィールドスタッフ岡本さんに、アカムツ釣り専用ロッドHYPER BLADE AKAMUSTU 235を使用した実釣解説をしてもらった。
当日は、アルファタックルスタッフである下地さん・飯澤さんも同行し、3人で「赤い宝石」を狙った。
アカムツ釣りの仕掛け
仕掛けは、3本針の胴付き仕掛け。ヨリトリリングの下に水中灯を配置。ハリスはナイロンラインの10号とオマツリした際の解きやすさを重視し、やや太めに。
ナイロンを選択した理由として、ナイロンは浮力がある為、よりエサをアピールしやすいとのこと。チモト周辺のハリスに配したのは、エサの動きに変化を加えることのできるマシュマロボール。その先にそれぞれカラーの異なる毛鈎ホタ16号を配置。カラーは、関東・東海地区では鉄板カラーとなる、「濃緑・橙・青紫」。他にも「白(ケイムラ)・茶・黒」などのアクセントカラーも有効だ。
今回の釣行で、岡本さんは「サバの短冊・サンマの短冊・ホタルイカ」と3種類のエサを準備。サンマはサバと比較し身が柔らかい為、胴中付近の短冊を手に取り、腹側の部分を縫い刺しにしてセットした。サバの短冊は背側の黒い方から、身→皮の順でチョン掛け。ホタルイカは、目と目の間からチョン掛けしてセットするとエサが落ちにくいと言う。
HYPER BLADE AKAMUTSU 235
今回岡本さんが使用した、HYPER BLADE AKAMUSTU 235は、全国のアカムツ釣りをカバーするべく開発された「HYPER BLADE AKAMUSTU 230」を更に研ぎ澄ませたモデルだ。
MPG
alphatackle(アルファタックル)が誇る、最強グラス素材「MPG(マグナム・パワー・グラス)」。このMPGチューブラーの内部に少量の中弾性カーボンを配しているのが、このモデルに採用されている「GC MPG(グラファイトコア・マグナム・パワー・グラス)」である。GC MPGを採用する事により、更に軽さを求めながらも誘いでの持ち重りや、口切れをカバーするベストレングスに設定。
全国のアカムツ釣りに対応
6:4アクションで120号~250号の全国のアカムツを高レベルでカバーできる。また、手持ち・置きどちらの釣りでも対応できるのが特徴だ。その他にも150~200号オモリのライトキンメや、クロムツ、オキメバル、フラッシャーサビキにも好適なモデルとなっている。
いよいよ釣りスタート
網代港から30分程度移動したポイントで実釣スタート。最初のポイントはなんと285m。たった30分の移動で、ここまでの深場があるという点が驚きだ。岡本さんは仕掛けを投入し、底まで仕掛けを落とした後、錘を底に付けた状態で仕掛けをギリギリ張らない「ゼロテン」の状態にして竿先のアタリを待った。
早速ヌルっとした細かいアタリがあり、竿を大きく曲げて合わせる岡本さん。上がってきたのは、20cm程度のシロムツ。小型ではあったものの、細かいアタリも明確に取れるHYPER BLADE AKAMUSTU 235ならではの釣果であった。
シロムツの2連掛け
その後の投入では、より強めのアタリがあり、先ほどより大きいシロムツを2連掛け。「目当ての魚でなくても、毎投アタリがあるのは嬉しいですね」と岡本さんの顔も緩んだ。