12月30日、今回はジギングではなく、爆釣もあり得るという、エサの電気ブリに乗せていただくことに。前回、電気ブリに直江津港で撃沈していたため、不安もありましたが、無事に良型ブリ9kg、10kgとメンバーであげることができたのです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荒木清)
船中ブリラッシュ
自分の左隣の常連さんがヒット。それを皮切りに船のあちこちでブリが上がります。右舷の方からも嬉しい悲鳴が。右舷は分かりませんが、左舷は3人同時ヒットです。竿をしならせ、楽しそうにやり取りしています。一気に電動が鳴り響く様は、なんとも言えない最高の音色です(笑)。
常連さん見事10kgオーバーをゲット
左隣の常連さんは、この日初ヒット!自分はまだヒットしていないので羨ましい限りです。タモのお手伝いをしようと、駆け寄ります。常連さんは蔓延の笑みを浮かべながら「やっときたよ~」と一言。自分が羨ましいですと話すと、ヒットした時の状況を色々教えてくださいます。
海面から魚が見え二人で「デカい!」。なんとこのブリも腹がパンパンの10キロオーバーです。常連さん「11〜12kgはある」とのこと。今がチャンスと思い、竿に集中しますが……。
Zさんに待望の1匹
常連さんに続き、竿を曲げたのはZさんです。自分は見ていましたが、最初に竿がフワッと持ち上がり、一気に竿が絞りこまれたのです。早合わせは厳禁。竿が十分に曲がってから慌てずにやり取りスタートです。
Zさんはレンタルセット(3000円)を借り、やり取り。船長が「アリゲーターいい曲がり」と一言。ん!?再度聞き直すと……なんとこの竿、アリゲーターです(笑)。竿は黄色と青色ラメ使用で見やすさ抜群です。
柔らかく、尚且つバットがしっかりしていて、やり取りや取り込みなども心配なく行えるとのこと。船長曰く、巻きスピードはスローで、あまり早く上げすぎても口切れの原因になるため、おすすめしないとのことです。
船長がアナウンス「ドラグは固めで、ゆっくりとやり取りしてください」と、Zさん早めに巻いていたのをスローにし、ゆっくりやり取りし、無事に上がってきたのは10kgのブリ。船長に魚体を見せると「いい!いい!おめでとう~」とZさんもニヤニヤです。上がってからパシャリ。
ブリがその場に居つかない
それから期待し、オキアミやエサのチェックなどもしますが、魚からのコンタクトはなく、色々考えます。アジやサバ、イワシなどはコマセで寄せるとしばらくその場にいることもありますが、この日のブリは、すぐその場を離れてしまっている様な感じです。1回アタったと思えば、しばらくアタリがない。この日はそんな状態が続きます。
爆釣の日などは、オキアミもそんなに撒かなくても釣れるとの事なので、そんな日に遭遇したいものです。ちなみに、この日釣れたブリの胃袋の中は、空っぽ状態。オキアミが他のブリに入っていましたが、2.3匹(笑)。まさか…オキアミをそんなに食べていないのでは?と思った次第です。
匂いで寄ってきているだけなのか、この場所が海遊ポイントで、たまたま通った小さなブリの群れがイカを見つけ捕食しているのか……。このブリを見たときに、電気ブリと言う釣り、改めて奥が深いことを痛感させられたのです。