アラフォー世代の筆者は、お腹の出っぱりが気になるお年頃。若いときは体重など気にしたこともなかったのですが……。「釣りを楽しみながら、ダイエットもできたら一石二鳥」。これは、カヤックフィッシングを始めたころから考えていたことです。足漕ぎカヤックで、ダイエットに効果的とされる脚部の筋肉強化をして代謝アップ。さらに、カヤックフィッシング中の食事には、糖質カット食品や高タンパクのドリンクなどを選択。これならきっとやせるはず!という期待をもって実践してみた結果をご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福永正博)
カヤックフィッシングはダイエット効果あり?
カヤックフィッシングは、それなりにカロリーを消費する運動です。それに食事制限を組み合わせれば、たしかに体重は減ります。「運動して食事も調整する」というダイエットの正攻法・大原則どおりなので、当然ともいえるでしょう。
夏場に日の出から日の入りまで漕ぎまわり、12時間近く釣りをした日は体重が3kg減ったこともあり、筆者の体重は70kgから62kgまで減りました。カヤックフィッシングダイエットは、やはり効果的だったといえます。
ラーメン屋巡りが妨げに?
ところが、体重が減っていく時期は長く続きませんでした。カヤックフィッシング中の食事は制限できても、帰り道での空腹と、ある趣味がその障害になってしまいました。実は筆者、釣り以外の趣味も多く、そのひとつにラーメン屋めぐりがあるのです。
一時期は、月に新規10店・年間120店のノルマを自らに課し、合計600店以上行っていました。月末にノルマ達成が厳しいときは、短時間で食べ歩きができる新横浜のラーメン博物館に駆け込んだり、わざわざバイクをとばして高速道路で県外まで行ったりしたこともあります。
その無意味な真剣さがダイエットの大敵でした。釣りに行った際、「せっかく横浜から千葉まで来たのにラーメン屋さんに行かないなんて!」などと考えてしまい、ついつい寄り道。釣りの後でお腹も減っているので、誘惑に勝てません。
せっかくカヤックフィッシングで消費したカロリーを、きっちりラーメンで補填してしまう悪い流れ。ダイエットは停滞してしまいました。
やりすぎないのが大事かも
結局、厳しいラーメンノルマを撤廃し、気が向いたら食べるという人間本来のスタイルに戻すことで一件落着。今では、カヤックフィッシングダイエットを続けながら、満足できる良い釣りができたときだけ、自分へのご褒美としてラーメン屋さんに寄って帰るようにしています。
アレもコレもとこだわると、なかなかうまくいかないものです。私が言うと説得力がありませんが、みなさんは適度に肩の力を抜いて、健康的な釣りライフを送ってくださいね。
<福永正博/TSURINEWSライター>